日本ハム・松本剛が振って振って復帰後初安打 今季30度目のマルチ安打も記録

2022年08月18日 06:00

野球

日本ハム・松本剛が振って振って復帰後初安打 今季30度目のマルチ安打も記録
<日・楽>3回、復帰後初安打を放つ松本剛(撮影・高橋茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   日本ハム2―8楽天 ( 2022年8月17日    札幌D )】 日本ハム・松本剛が左膝蓋骨(しつがいこつ)下極骨折から復帰2戦目で初となる安打を放った。16日の同戦と同じ「2番・DH」で先発出場。3回1死から一時同点劇を演出する左前打を放った。7回の中前打で、今季30度目の1試合複数安打を記録。初の首位打者獲りへ、打率を・353に1厘上げた。
 新庄監督は前日の試合後に「ランナーがいたら全てバントのつもりでいた」と話していた。規定打席クリアへ打席数を稼ぎながら、犠打で打率を下げないアシスト。初回、1番の杉谷が左翼線二塁打で出て、その状況が訪れた。しかし、1ボールからの2球目、松本剛は振る。ファウル、ファウルの後、4球目で空振り三振した。

 振ってタイミングを計る。3回1死の第2打席、初球から2球ファウルを重ね、3球目を捉えた。低めのチェンジアップに体は泳がされたが、左手でバットコントロール。三遊間をゴロで破った。沸くベンチに向け、一塁上でガッツポーズが出た。

 7回2死一塁では宋家豪の直球を捉えて中前へ。この打席も初球から振り、直球をファウルしていた。

 前日の試合後、タイトルへの思いを聞かれて「ケガする前もそこはあまり意識していなかった。とにかく一本でも多くヒットをという思いでやってきていた。ぶれずにやっていく中で、それ(首位打者)が獲れれば一番いい」と話した。バントではなくヒット。安打製造機の再起動を、2度の快音が高らかに告げた。(和田 裕司)

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