ロッテ、ソフトBは両軍プロ野球最多タイの36三振 朗希12Kから始まった怪記録でドロー

2023年05月05日 22:25

野球

ロッテ、ソフトBは両軍プロ野球最多タイの36三振 朗希12Kから始まった怪記録でドロー
<ロ・ソ>7回2死満塁、藤原の打球を見て声を上げる佐々木朗(中央)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ0―0ソフトバンク ( 2023年5月5日    ZOZOマリン )】 ロッテは5日、本拠のZOZOマリンでソフトバンクに延長12回の末、0―0で引き分けた。先発の佐々木朗希投手(21)は5回、89球を投げ無安打無失点、今季最多の12三振の快投。6回から継投に出たが、計7投手による継投で無失点に抑えたが、打線があと1本奪えなかった。
 ウインドブレーカーを着て手袋をはめた佐々木朗もベンチから必死にチームを鼓舞。最終12回には茶谷にバットに念を込める執念も見せたが、最後の攻撃も無得点に終わり、悔しそうな表情をみせた。

 佐々木朗は試合開始時点で中堅から本塁方向へ風速17メートルの強風が吹く中でのマウンドだった。先頭の中村晃に10球を要して四球を与えるなど、直球、フォークボールの制球はバラついたが、柳町を左飛に打ち取ると、3番の近藤はフォークボールで空振り三振、4番の柳田には161キロ直球で見逃し三振に斬った。2回からは強風の影響を受けるフォークボール、スライダーも修正。3回2死から中村晃に振り逃げによる出塁こそあったが、4回までで早くも今季3度目の2桁奪三振となる10三振に到達した。通算では11度目の2桁奪三振。黒木投手コーチらに並び球団歴代8位となった。5回にも2三振を奪って、この試合12三振となり今季最多。今季32イニングで今季50三振に到達した。

 この日は89球でお役御免となったが、6回から坂本、ペルドモ、沢村、益田、東妻、広畑とつないでスコアボードにゼロを並べた。佐々木朗の4勝目はならなかったが、朗希の快投に救援陣も応えた。

 12回でソフトバンクから19三振を奪い、逆に打線は17三振を喫した。あくまで参考記録となるが、両軍計36三振は延長戦を含めたパ・リーグ最多。セでは93年7月6日のヤクルトー中日戦で両軍計36三振があり、並んだ。

 ロッテは「こどもの日」は17年から4連敗中(20、21年は試合なし)。ZOZOマリンでの試合に限れば過去13試合で1勝12敗、勝ったのは07年の楽天戦のみだった。勝利こそ得られなかったが、強風にも負けず快投を演じた令和の怪物はまた違ったすごみをみせた。

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