ロッテ佐々木朗希の交代理由は右手中指のマメ 吉井監督「(予定は)立てない。様子を見て決める」

2023年05月05日 22:52

野球

ロッテ佐々木朗希の交代理由は右手中指のマメ 吉井監督「(予定は)立てない。様子を見て決める」
<ロ・ソ>ベンチ最前列で試合を見届けた佐々木朗(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ0―0ソフトバンク ( 2023年5月5日    ZOZOマリン )】 ロッテは5日、本拠のZOZOマリンでソフトバンクに延長12回の末、0―0で引き分けた。先発の佐々木朗希投手(21)は5回、89球を投げ無安打無失点、今季最多の12三振の快投。6回から継投に出たが、計7投手による継投で無失点に抑えたが、打線があと1本奪えなかった。
 ウインドブレーカーを着て手袋をはめた佐々木朗もベンチから必死にチームを鼓舞。最終12回には茶谷にバットに念を込める執念も見せたが、最後の攻撃も無得点に終わり、悔しそうな表情をみせた。

 試合後、吉井監督は佐々木朗の交代理由について「指にマメができたので。いつだったっけ、去年と同じようなところにできたので、去年無理して1カ月くらい休んだらしいので、早めに切り上げました」と説明。昨年右手中指のマメで離脱したことを踏まえ、重症になる前に降板させた。

 指揮官はさらに「指を見てちょっとこれはやめたほうがいいなと思ったので。朗希も投げたくなさそうだったです」と補足。今後についても「そこは(予定)立てないです。マメなので、皮膚がちゃんと生えてくるのにどれだけ時間がかかるか。2日くらいは様子を見て決めたいなと思います」と慎重に見極める方針を明かした。

 佐々木朗は試合開始時点で中堅から本塁方向へ風速17メートルの強風が吹く中でのマウンドだった。先頭の中村晃に10球を要して四球を与えるなど、直球、フォークボールの制球はバラついたが、柳町を左飛に打ち取ると、3番の近藤はフォークボールで空振り三振、4番の柳田には161キロ直球で見逃し三振に斬った。2回からは強風の影響を受けるフォークボール、スライダーも修正。3回2死から中村晃に振り逃げによる出塁こそあったが、4回までで早くも今季3度目の2桁奪三振となる10三振に到達した。通算では11度目の2桁奪三振。黒木投手コーチらに並び球団歴代8位となった。5回にも2三振を奪って、この試合12三振となり今季最多。今季32イニングで今季50三振に到達した。

 12回でソフトバンクから19三振を奪い、逆に打線は17三振を喫した。あくまで参考記録となるが、両軍計36三振は延長戦を含めたパ・リーグ最多。セでは93年7月6日のヤクルトー中日戦で両軍計36三振があり、延長戦での1試合最多タイとなった。

おすすめテーマ

2023年05月05日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム