“5月男”本領!オリ・宮城が4安打完封「自分のリズムで投げられた」わずか2時間10分で楽天打線料理

2023年05月10日 05:50

野球

“5月男”本領!オリ・宮城が4安打完封「自分のリズムで投げられた」わずか2時間10分で楽天打線料理
<楽・オ>完封勝利でガッツポーズの宮城(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス2ー0楽天 ( 2023年5月9日    楽天モバイル )】 最後の打者・岡島をスライダーで空振り三振に仕留めると、小さくガッツポーズをつくった。オリックス・宮城が9回を4安打109球で投げきり、昨年8月27日の西武戦以来、自身2度目の完封勝利。早川との投手戦を制して9回試合では今季両リーグ最短の2時間10分で終え、リーグ単独トップの4勝目を挙げた。
 「早川さんもいい投球をしていたし、先に(マウンドを)降りたくないという気持ちで投げた。バックのおかげで自分のリズムで投げることができた」

 3回1死一、二塁のピンチは鈴木大の右翼への大飛球を茶野がフェンス際でジャンプしながら好捕。素早い返球で飛び出した一塁走者もアウトに仕留め併殺でしのいだ。

 大舞台で得た財産が生きた。3月のWBCでは超一流選手と過ごして経験を積んだ。「印象に残る言葉があり過ぎた。みなさん一つ一つの言葉に重みがあった」。ダルビッシュから変化球の助言をもらい、他の選手からも体調管理や調整法などを学んだ。4月25日の日本ハム戦では自己最短の1回2/3で5点を失いKOされたが、1週間で調子を取り戻し、今月2日のソフトバンク戦で8回無失点。修正能力が向上した。

 試合前には中嶋監督から「後悔しないように。投げたいボールを投げなさい」と助言され、今季初コンビの若月のサインに首を振る場面も。自分でもしっかりと組み立てを考え、相手打線を封じた。

 得意の5月はこれで10試合で8勝0敗。白星は背中を追うエースの山本より2つ先行した。「言っちゃうと超される経験が、この2年間あるので、あんまり言わずに、コソコソと伸ばしていけたら」。指揮官も「よく投げてくれた。本当に丁寧に放ったと思う」と称えた。(中澤 智晴)

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