阪神、またヤクルト・吉村にヤられた 3戦17イニングで2得点に岡田監督「苦手意識つくったらアカン」

2023年05月10日 05:15

野球

阪神、またヤクルト・吉村にヤられた 3戦17イニングで2得点に岡田監督「苦手意識つくったらアカン」
<神・ヤ>6回2死満塁で空振り三振に倒れた佐藤輝 (撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神0ー1ヤクルト ( 2023年5月9日    甲子園 )】 阪神はヤクルトのドラフト1位右腕・吉村に、またもやられた。6回無得点に封じられたこの日を含め、対戦した3試合17イニングでわずか2点しか取れていない。岡田監督も歯がゆさを隠さなかった。
 「うーん、あんまり苦手意識をつくったらアカンよな。吉村にずっとな。3回目やからな。うーん」

 初回、近本、中野が早い仕掛けで直球をとらえたものの、好守に阻まれた。これで流れも狙いも狂った。

 「バッター2人でガラッと変えよったよな。カウント(球)が変化球ばっかりになったんや」

 唯一のチャンスは同点の6回。2死から3連続四球で満塁としたものの、佐藤輝が「外に逃げていくいいボールだったと思う」と変化球に空振り三振に倒れ、4万1128人のスタンドがため息に包まれた。直後の7回に村上がサンタナに決勝ソロを被弾しただけにターニングポイントの一つになったものの、責任が5番だけにあるわけではない。吉村がマウンドにいた6回まで、安打は中野の1本のみ。オープン戦でも2戦7イニング無得点に抑えられた右腕を、また攻略できなかった。

 「(独特な足の上げ方の)フォームよりは、テイクバックやろな。後ろが小さいからなあ。みんな差し込まれてしまうというかな」

 そう語った指揮官は9回、二塁打で出塁した佐藤輝に代走を送ってまで1点を奪いにいったものの、1死三塁から代打・渡辺諒、木浪が空振り三振に倒れた。9回試合では今季初の零敗を喫した。

 広島戦の2日連続の降雨中止後、勢いがあった打線がしぼんでしまった格好。降雨中止後は昨季から5連敗だ。村上を援護できないばかりか、その村上の新人王争いのライバルになるであろう吉村に勝ちを与えてしまった。この借りは必ず返さなければならない。(倉世古 洋平)

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