【阪神・岡田監督語録】「これから梅野が上がってくるやろな」 前言撤回「負けたらアカンよ、それは」

2023年05月21日 18:48

野球

【阪神・岡田監督語録】「これから梅野が上がってくるやろな」 前言撤回「負けたらアカンよ、それは」
勝利に笑顔の梅野(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-1広島 ( 2023年5月21日    甲子園 )】 阪神は不振だった梅野が2安打3打点の活躍、2軍降格からの復帰戦の才木が7回途中1失点で勝利投手になった。試合後の岡田監督と報道陣のやりとりは以下の通り。
 <テレビ・インタビュー>
 ―ロースコアから最後は(梅野が2点打で)突き放した。
 「そうですね。大きかったですね、2点ね」

 ―試合運びは会心?
 「いや、前回ね、(先発のアンダーソンは)打ち崩したんだけど、前の巨人戦から、すごくいいという報告を受けていたので。実際、ストレートも速かったし、ちょっとてこずるなと思ったですね。やっぱりね」

 ―先制打は中野。固定して起用してきた。
 「いつもコンスタントに、1、2番はヒットが出るし、3割もキープしているので。別に変える必要もないしね。右、左関係なしにね、結果出ているんでね」

 ―梅野がチームにとっても、自身にとっても大きな2本。
 「そうですね。まあ最初の方(4回の適時打)が良かったけども、最後の2本目の方がね。ずっと坂本のバッティングが目立ってたんだけど、坂本がちょっと落ちた時に、今は梅野がだいぶ上がってきたんで。まあ、そんなもんですね」

 ―梅野のバッティングにいい変化を感じているか。
 「だからやっぱり、センターから右にヒットが出るようになったら、良くなってくるんじゃないですかね。最後でも難しいボールだけど、一、二塁間にいって。ちょっと強引にいきすぎた面があったんで、そのへんが良い結果になってんじゃないですかね」

 ―才木は久々の先発だった。
 「防御率を見ると、そんなに悪いピッチングをしてないんだけど、なかなか勝ち星に恵まれなくて、ま、雨とかいろんなあれで、2軍で最後もすごく良いピッチングをしていて、当然、ローテーションの空きがあれば、最初から1番手は才木でいこうというのがあったので、久しぶりだったけど、いいピッチングをしてくれましたね」

 ―また連勝で勝ち越しが最多11になった。
 「いやいや、まあ、うーん、まだね、たくさん試合が残っているんですけど、あと来週でね、交流戦になるんで、セ・リーグ相手は最後になるんで。先発ピッチャーは交流戦まで最後の登板になるんですけど、良い形でね、まず区切りの交流戦までということで、最後、この1週間、来週、みんなピッチャーもバッターもね、最後、いい形で交流戦を迎えたいですね」

 <ペン囲み>
 ―才木は2軍に行く前と比べてどう変化があった?
 「いやいや、だから2日前もあんまり良くなかったんよ。昨日もブルペンであんまりええことないとか言っとたけどな。あんまり変化球が入らないっていうかね。変化球のコントロールがちょっと悪かったから、2日前のブルペンでもね。真っすぐはもう、落ちる前よりも全然、走ってたけどね」

 ―その辺が序盤のピッチングに表れた?
 「そうやな、おーん。梅野がブルペンで受けて、真っすぐ走ってるから、どんどん真っすぐでいったんやろね」

 ―開始から15、16球ストレート続けた。
 「だから、まあ、それも自信がなかったらね、ストレートが走ってなかったら、そんないけないやんか。やっぱりね、才木もこれ走ってるなあという感じを受けたんじゃないかな」

 ―昨日は「負けてもいい」という発言があった。プレッシャーを取り除いてあげた。
 「いやいや、。負けたらアカンよ、それは(笑)心の中よ。心の中の負けやから(笑)」

 ―才木の気持ちを楽にする意味もあっての発言。
 「まあ、楽にていうか、昨日のひとつの勝ちで楽になってるよ。そういう言葉やなしに。そら、ねえ、昨日負けて、連敗で何も言わん方がもっとプレッシャーがかかるやろ。そら、そうやろ。やっぱりな」

 ―昨日の森下、今日の才木、梅野と苦しんでいた選手がこうやって結果を。
 「そうよな。まあ、調子が悪いもんが徐々に上がってきたよな。うん」

 ―そのあたりがチームの循環としても。
 「キャッチャーも、今は6連戦(梅野と坂本のスタメンが)3―3になってるけど、まあ、そういうつもりはなかったけどな。これもやっぱり坂本が新しいピッチャーでね、ああいうリードをしたおかげで、こうなってしまったんだけど、まあ、これから梅野がどんどん上がってくるやろな」

 ―梅野も悔しかっただろうが、こうやって結果を出した。
 「まあ、1年間長いから、それは。ああいう形では終わらんよ。それは。やっぱり長いから。だから、それを地道にっていうかな、そこを腐らずにな、いつかはそら調子が上がってくるとか、そういうことを考えて、やっぱり長いシーズンやらないとね。ほんなら、いい結果が出るけど」

 ―梅野はどこが良くなった。
 「まずはもう、構えた時にバットのヘッドがあんまり入らんようになってきたやん。力ばっかり入ってな、あれ。去年からずっとバットのヘッドが入ってたからなあ」

 ―7回2死一塁で加治屋を投入した。
 「いやいや、ピッチャーのところで、松山を出させて、岩貞いくつもりやったんや。フォアボールでもヒットでも打たれたらなと思ってたんや、逆に。まああそこで1球で終わってしまったから別に。だから、あそこで8番バッター別に左右別に関係ないやんか。そらクリーンアップでな、一発長打があるとか、そういう時は右左を気にするけど。右左は関係なしで、だからもう準備はしとった、岩貞、松山用にな。そしたらあそこで終わってくれて良かった」

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