偉大なプホルス氏にとって意味が大きい統計は「打点数」 “価値がない”指摘一蹴「勝利得られる」

2023年06月19日 08:24

野球

偉大なプホルス氏にとって意味が大きい統計は「打点数」 “価値がない”指摘一蹴「勝利得られる」
カージナルス時代のプホルス氏(AP) Photo By AP
 偉大なアルバート・プホルス氏は22年のキャリアで3度のMVPに輝き、首位打者に1度、本塁打王に2度、打点王に1度なっている。通算成績でも、塁打数「6211」は歴代2位、打点数「2218」も2位、長打数「1405」は3位、犠飛「123」は3位タイ、本塁打数「703」は4位、二塁打数「686」は5位だ。
 数多くの偉業の中で、本人にとって一番意味があるのは打点数だそうだ。セイバーメトリクスの世界では近年打点は「運」に左右されるという理屈がまかり通り、価値ある統計ではないとされているが、ハンク・アーロン(2297打点)につぐ数字を残してきたプホルス氏は、そう捉えてはいない。USAトゥディ紙のボブ・ナイチンゲール記者が報じている。

 「野球という試合は打点を挙げ、得点することで勝利を得られる。もし打点が大事ではないなら、なんのために得点を記録しているんだ?」。

 野球は1点でも相手より多く取ることで、勝敗が決まる。プホルス氏はそのバットでチームを10度ポストシーズンに導き、3度ワールドシリーズに出て、2度世界一になった。彼が打点を挙げることで、多くの試合に勝ってきた。球史に残るスラッガーにとって、打点こそ最も意味がある統計なのである。

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