西武・今井達也 侍J初登板初先発も4回2失点で降板 宿敵・韓国との決勝戦 無念の77球

2023年11月19日 19:49

野球

西武・今井達也 侍J初登板初先発も4回2失点で降板 宿敵・韓国との決勝戦 無念の77球
アジアプロ野球チャンピオンシップ<日本・韓国>3回、先制適時二塁打を打たれた今井(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【アジアプロ野球チャンピオンシップ2023決勝   日本―韓国 ( 2023年11月19日    東京D )】 西武の今井達也投手(25)が韓国との決勝戦で侍ジャパン初登板初先発。3回に味方の失策もあって2点先制を許し、4回5安打2失点で無念の降板となった。
 初回から150キロ超の速球で押し、1死からキム・ドヨンを内角スライダーで見逃し三振に斬ると早くもガッツポーズ。2死後、ユン・ドンヒに155キロ直球を右前打されたが、4番のノ・シファンには156キロを見せたあとのスライダーで捕邪飛に打ち取って順調な立ち上がりを見せた。

 2回は、17日の予選リーグ第2戦で田口(ヤクルト)から本塁打して今大会で日本投手陣唯一の失点となっていたキム・フィジプを低めスライダーで空振り三振。続くキム・ジュウォンに初球を投げようとしてバランスを崩してよろける場面もあり、2死後に四球と安打で一、二塁のピンチを招いたが、得点は許さなかった。

 2回終了時点で早くも球数は40球。味方打線が2死満塁の先制機を無得点に終わった直後の3回には先頭を四球で塁に出し、続く打者の送りバントを一塁・牧がファンブル(記録は犠打と失策)して無死一、二塁とピンチが広がった。

 3番のユン・ドンヒは外角高めへの154キロ直球で見逃し三振に取り1死としたが、続く4番のノ・シファンに投じた初球スライダーが真ん中に入り、ジャンピングキャッチを試みた遊撃・小園のグラブをかすめて左中間へ。適時二塁打となって2点先制を許した。

 0―2のまま迎えた4回は2死から連打を許して一、三塁のピンチ。だが、最後は踏ん張って得点は許さず、この回を投げ切って降板となった。

 今井の投球内容は4回で打者20人に対して77球を投げ、5安打2失点。4三振を奪い、与えた四球は2つ、直球の最速は156キロだった。

 作新学院のエースとして2016年夏の甲子園優勝投手となった今井は同年ドラフト1位で西武入り。昨季は故障続きで5勝にとどまったが、プロ7年目の今季は初の2桁勝利となる10勝5敗、防御率2.30の好成績を残し、若手中心で編成された今回の侍ジャパンに初選出された。

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