ソフトバンク・生海が結婚 お相手は幼なじみの一般女性 「いい夫妻の日」に婚姻届を提出へ

2023年11月19日 05:00

野球

ソフトバンク・生海が結婚 お相手は幼なじみの一般女性 「いい夫妻の日」に婚姻届を提出へ
ツーショット似顔絵を手に笑顔の生海       Photo By スポニチ
 透き通る海のような純愛が結実した――。ソフトバンクの生海外野手(23)が結婚することが18日、分かった。11月23日の「いい夫妻の日」に婚姻届を提出する予定で、お相手は同じ福岡県北九州市出身で小学2年からの幼なじみの一般女性。高校3年から交際を開始し、大学4年間の遠距離恋愛を経て今年6月のプロポーズに成功した。宮崎秋季キャンプ終了後に退寮し、新婚生活を始める。今秋のファーム日本選手権で大活躍した左の大砲候補は、2年目の来季への覚悟を強くした。
 北九州市の、とある小学校の校舎から芽生えた甘いラブストーリーは、ハッピーエンドを迎える。生海が純愛を貫き通し、ついに幼なじみと結ばれる。

 「小さい頃からずっと一緒で、大学でしんどい時も話を聞いてくれて支えてくれた。自分のことを一番、分かってくれていますし、一緒におって安心感があるんです」

 生海はずっと、好きだった。思い返せば小学2年の時、同じクラスの教室で視線を送っていた。中学校3年間も、そう。高校は別だったが、何か気になった。九州国際大付で最後の夏を終えた3年秋から交際を開始。「ずっと仲は良かった。とにかく遠距離恋愛は頑張りましたよ」。かなり、照れ笑いした。

 大学2年までは東北福祉大のある仙台市と福岡。3年生から彼女の勤務地が東京となり距離は縮まった。「月に1度、会いに行けたら行ったり、会いに来てくれたり」。その間、生海は精神的につらい時期に直面。野球を離れた時期もあったが、部員の仲間同様に寄り添ってくれた。再起しプロ入りするまでずっと見守ってくれた。

 今年6月、2軍のオフ日に福岡市内の山あいのホテルで今までの思いを込めてプロポーズをした。108本のバラの花束と婚約指輪を手に直球を投げた。「結婚してください!」と叫ぶと「はい」と即答してくれた。「泣いてくれた。うれしそうにしてくれました」。今度は結婚指輪を渡すと決めている。

 落ち着きがあり、明るい性格の彼女からは“いくみ”と呼ばれる。優しくて力持ちの左の大砲とは空気感が、何か合う。野球は詳しくないが、そこも落ち着く。「唐揚げにハンバーグ、肉料理とかいろいろおいしい」。生海の実家は鮮魚店で、刺し身好き。その胃袋を肉食でも、もてなす料理技術も秘める。

 17日の宮崎秋季キャンプ終了後、寮を出た生海は同居をスタート。語呂合わせで「いい夫妻の日」になる11月23日に婚姻届を提出する予定だ。だから2年目を迎える来季への思いは明らかに違う。「絶対、活躍します。自分に甘えないし甘えさせない。腹くくって柳田さん、近藤さんに負けないように頑張ります」と強打を研ぐ。

 今季は7月の1軍初昇格から13試合で4安打、打率2割でポストシーズンも同行した。10月7日のファーム日本選手権では4番DHで4打数4安打で日本一に貢献。優秀選手賞に輝いた。それでも、期待の成長株は「打てない、守れないじゃスタメンは獲れない。走攻守、全部、頑張ります」。支えるべき人ができた男は、覚悟が違う。

 〇…生海は今オフの自主トレで柳田塾の入門を考えている。今秋キャンプでは同じく左の大砲・笹川と同部屋で柳田師匠の話を聞いてきた。「ギータさんに連絡をさせていただこうと考えています。柳田さんに加えて、いろいろな左打者の方から学べる。聞いてみたい」。さらに自慢の長打力に、磨きをかける。

 ◇生海(いくみ)2000年(平12)7月11日生まれ、北九州市出身の23歳。本名は甲斐生海。小学3年で野球を始める。九州国際大付で通算36本塁打も甲子園出場なし。東北福祉大では通算15本塁打。4年秋に一塁手で打撃2冠とベストナイン。カワウソと海釣りの動画が好きで大学の仲間にもらったカワウソのぬいぐるみ「ピッピちゃん」を持参し入寮した。愛称は「いっくん」。1メートル84、95キロ。右投げ左打ち。

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