記者痛恨! 「トップガンマーヴェリック」の後悔… 甲子園でリベンジを

2023年12月25日 08:00

野球

記者痛恨! 「トップガンマーヴェリック」の後悔… 甲子園でリベンジを
「トップガン マーヴェリック」来日記者会見のフォトセッションで笑顔を見せる主演のトム・クルーズ Photo By スポニチ
 移動で旅客機を利用する時、機内での楽しみがスマホでの映画鑑賞。ジャンルは「飛行機モノ」と決めている。エアフォース・ワン、フライトなどを見ながら本物の飛行機の「揺れ」を体感できるので、リアル「4DXデジタルシアター」状態だ。
 11月に帰省のため、羽田―福岡間でANA便を利用した。今回の映画はトム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」。86年公開の「トップガン」から36年ぶりにジョセフ・コシンスキー監督によって制作された続編だ。何度もDVDで見たほどの前作ファン。22年5月に劇場公開された続編を「見よう、見よう」と思っているうちに先延ばししていた。CGを嫌いロケにこだわるトム・クルーズには失礼ながらスマホ鑑賞となった。

 これが「オールタイムベスト」級に凄い映画だった。ターミネータに並ぶと言っていいほど「2」として最高の出来。エンドロールでは「劇場で見ればよかった…」と「甲子園の原稿に生かせばよかった…」。2つの後悔が残った。

 今夏の甲子園では「日大三のトップガン」が大活躍した。北海道千歳基地で戦闘機のF15J「イーグル」のパイロットを務める康之さんを父に持つ日大三の二宮士(まもる)主将(3年)。1回戦から2回戦にかけて大会記録まであと1に迫る7打席連続安打をマークした。100人のパイロットを束ねる隊長の父からリーダーとしての鉄則を学び、名門の主将として躍動した、という記事を書いた。原稿には「デンジャー・ゾーン」「アフターバーナー」とトップガン要素マシマシなワードが並んだ。

 「マーヴェリック」は戦闘機の物語であるとともに、「父と子」の物語でもあった。もし、日大三の試合前に「マーヴェリック」を鑑賞していれば、もっと原稿に生かすことができた…と痛恨だ。

 「ヒント」を得るためにも、たまには社用スマホとパソコンを置き、映画館に行こうと思う。「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」「君たちはどう生きるか」…。きっと名作がスクリーンで待っている。(記者コラム・柳内 遼平)

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