ソフトB・周東　聖夜の願いは「体重が欲しい」　来季3割へ増量プラン「76キロぐらいにはしたい」

2023年12月25日 06:00

野球

ソフトB・周東　聖夜の願いは「体重が欲しい」　来季3割へ増量プラン「76キロぐらいにはしたい」 — トークショーに臨んだソフトバンク・周東（撮影・中村　達也） Photo By スポニチ

　“3割ボディー”をつくり上げる。ソフトバンクの周東佑京内野手（27）がクリスマス・イブの24日、福岡市の商業施設で行われたKBCラジオの特別番組「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の公開収録に出演。欲しいクリスマスのプレゼントは3キロの体重増だとファンの前で公言し、来季目標の打率3割に向けて増量を図ると話した。新選手会長はスピードにパワーを加え、チームを引っ張る意気込みだ。

　クリスマス・イブで華やいだムードに包まれていたラジオの公開収録。司会者から「今年頑張った自分にプレゼントを贈るとしたら？」と聞かれると、周東は「体重が欲しいです」と返した。あまりに現実的でクリスマスに似つかわしくない答えだったが、当の本人は真剣だ。

　「太れるのは太れるけど、変な太り方をするのでなかなか難しい…。今は73キロぐらいだけど、76キロぐらいにはしたい」

　課題であるフィジカル面の強化の一環。体重を増やすことによってスイング速度、打球スピードを上げ、ヒットの確率を上げたい考えだ。

　プロ6年目の今季は自己最多の114試合に出場し、打率・241、2本塁打、17打点をマーク。36盗塁で3年ぶり2度目の盗塁王に輝いた。だが、個人成績に物足りなさを感じていて「イメージとしては3割か、（安打）160本というところ」と来季目標を掲げた。今季チームで打率3割をクリアしたのは近藤だけで、160安打以上は柳田のみ。不動の1番の地位を築くため、高い壁に挑む。

　来年1月6日からは宮崎・都城で自主トレを行い、基盤となる体づくりを進める。目標の体重3キロ増は段階的に進める構えだ。「1週間単位で200から300グラムぐらいで増やせればいけるのかなというイメージ」。最大の武器である脚力に影響しないように“3割ボディー”をつくり上げていく。

　来季は選手会長を務め、リーダーとしてチームを引っ張る立場にもなる。「全試合に出られるように頑張りたい」。主力としてグラウンドに立ち続けると約束し、「3年優勝していない。優勝してビールかけがしたい」とイブの日に誓いを立てた。（森　寛一）