阪神・平田ヘッド 星野仙一氏の命日に連覇の誓い「タイガースを見守ってください、とお願いした」

2024年01月04日 05:15

野球

阪神・平田ヘッド 星野仙一氏の命日に連覇の誓い「タイガースを見守ってください、とお願いした」
在りし日の星野仙一氏と握手する阪神・平田ヘッドコーチ(2010年撮影) Photo By スポニチ
 阪神の平田ヘッドコーチは毎年、1月4日の朝、身が引き締まる思いをしている。「もう6年か…。早いよなあ。今でもフッと“コラ、平田―!”って声が聞こえてくる気がするもん」
 星野仙一氏が18年1月4日、膵臓(すいぞう)がんで死去。明大の先輩でもあり、プロ入り後も球団は違えど気にかけてもらってきた。阪神監督に就任後は、監督付き専属広報として仕えた。通勤途中に生前の星野氏の自宅があり、いつも“あいさつ”をしてから甲子園に向かう。

 「浮かんでくる星野さんの顔が、勝った翌日は笑っていてね、負けた次の日は怒っているんだよ。運転しながら“はい、頑張ります”って独り言を言ってしまってね」

 昨年のペナントレース中。中日戦を控えた名古屋遠征中には、初めて墓参りに訪れた。「ずっと行きたかったんだけど、やっとかなった。偶然に乗ったタクシーの番号が77だったり、ユニホーム姿も思い浮かんでね」。優勝マジックが点灯中で「必ずリーグ優勝します」と手を合わせた。

 2024年は球団初の日本一連覇を目指すシーズン。元日に「タイガースを見守ってください、とお願いした」と言い、空を見上げて、目を閉じ、手を合わせた。また熱い、激しい一年が始まった。

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