「8回の男」定着へ ソフトバンク・津森が5キロの減量に成功 「まだまだこのままではいけない」

2024年01月09日 05:00

野球

「8回の男」定着へ ソフトバンク・津森が5キロの減量に成功 「まだまだこのままではいけない」
体重を4キロ絞って、筑後ファーム施設に姿を見せたソフトバンク・津森 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 よりシャープに「8回」を投げたい――。ソフトバンクの津森宥紀投手(25)が8日、筑後ファーム施設での新年初練習を行った。昨オフから食事制限と徹底した走り込みで、体重は昨季のピーク時よりも5キロの減量に成功した。今後はウエートを重ねて体の切れを追求する。すっきりボディーのまま、勝ちパターンの「8回の男」定着を狙う。
 24年型ボディーの津森が、筑後ファーム施設で初お披露目された。シャープになった姿にファンは変則横手右腕だと気付くのが遅れるほど。下半身を中心に明らかに締まった体形だった。照れ笑いしつつ、おなかをスリスリとなでながら、減量成功の流れを明かした。

 「オフに、福岡と和歌山で結構走り込みました。あとは食事の全体の量を減らしました。筋量が減ったので、これからウエートでさらに強くします」

 おなじみの愛らしいふっくらとしたほっぺたも、すっきりとした。昨年末まで福岡に滞在し調整。正月も小久保監督と同じ地元の和歌山市でランニングを継続した。白ご飯など炭水化物が好きで「つい食べ過ぎてしまう」と昨季は嘆いていたが、食べる量を我慢し制限した。公称体重は84キロ。昨季のピーク時は86、87キロあったときもあったが、この日の練習では82キロになっていた。

 強心臓で投げっぷりの良さが最大の武器。体重が増加したとしても体の柔軟性と肩の可動域の広さで155キロ近くの直球は難なく出た。昨季は大卒4年目でキャリアハイの56試合に中継ぎ登板。2年目から45、51、56試合と増える登板数は信頼度の証だ。ただ「まだまだこのままではいけない。8回だったり勝ちパターンに入る気持ちはめっちゃあります」。実現のため、体の切れを追求し直した。

 5キロ減量ボディーで津森は、9回の守護神オスナへとつなぐ「8回の男」の座を狙う。2月1日のキャンプインから主張が始まるが「球速は落ちないように、絞りながらも強さを付けていきたい」。体も眼光も鋭さが、さらに増していた。 (井上 満夫)

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