阪神・高橋 投球再開は「2月の早い段階を目指したい」 投げることに「痛みや不安はない」

2024年01月09日 05:15

野球

阪神・高橋 投球再開は「2月の早い段階を目指したい」 投げることに「痛みや不安はない」
ダッシュする阪神・高橋(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 度重なる故障からの復活を目指す阪神・高橋が、打者相手への投球を2月上旬に再開させる青写真を描いた。この日、鳴尾浜での24年初練習をした後、復活ロードの一端を示した。
 「別に投げることに対する痛みや不安はないので。2月の早い段階を目指したい。打者に投げるのは、早い方がいいと思うので」

 打撃投手などの計画は「トレーナーさんと話していないのでアレですけど」と、あくまで自分自身の見解とした。それでもビジョンを示せるのは状態がいいからに違いない。22年4月に左肘の側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた左腕。現在は昨年6月に受けた左肩のクリーニング手術、左手首付近の手術のリハビリに励む。すでにブルペン投球は再開しており、「違和感や投げづらさはあるけど痛みはない。もうちょっとかなという感じ」というところまで回復した。
 「投げながら状態が上がると思うので、(打者相手の投球で)最初はうまくいかなくても、痛みのリスクがなければ、投げていいのかなと思う」

 場数を踏むことこそが、復帰への次のステップ――。そう口にする表情は明るく、決して急いでいるわけではないことを物語った。
 故障に悩まされながらも、1年目の18年から高いポテンシャルを発揮してきた。昨季まで2年連続で1軍登板がなく、今年からは育成契約に切り替わり、背番号が29から129となっても、左腕の復活を待ち望む声は根強い。焦りは禁物。だが、その先には、今季中の1軍登板がうっすらと見え始めている。(倉世古 洋平)

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