大谷の結婚 担当記者は予感していた?「デコピンが愛の証明」 人生設計「26歳結婚」から3年遅れ

2024年03月01日 01:30

野球

大谷の結婚 担当記者は予感していた?「デコピンが愛の証明」 人生設計「26歳結婚」から3年遅れ
ダッグアウトで笑顔を見せる大谷翔平(AP) Photo By AP
 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャースの大谷翔平投手(29)を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回は大谷の結婚について迫った。
アリゾナのホテル。現地時間29日午前0時30分に原稿を書いていると、スマートフォンの通知が鳴った。大谷の結婚発表。関係各所からの電話やLINEの通知が鳴りやまなかった。こんなに感慨深く、うれしいニュースはない。大谷が19歳の時から本格取材を始めて11年目。日本ハム時代のリーグ優勝や日本一、メジャー移籍後の2度のMVPやWBC優勝も感動したが、結婚は格別だ。

 大谷が26歳だった20年11月の単独インタビュー。「26歳で結婚、WS制覇」という人生設計シートに基づき結婚観を聞くと「柳原さんに心配されなくても大丈夫なんで。遊んでばっかりいないで。ちゃんと僕の耳にも届いていますからね」と笑われた。当時は私も独身。そして「計画は変わるもの。高校の時に思い描いた26歳は、だいぶ大人だなっていうか、おじさんだなっていう感じだった。結婚を考えるのかなと思いましたけど、実際に自分がなってみると全然、子供だなって。まだまだ、そういう責任は取れないなと思いますけどね。(予定は)あったらいいですけどね」と続けた。

 その後、記者は21年5月に結婚。長女も誕生したことを報告すると「えー!おめでとうございます!」と頭を下げて祝福された。

 日本ハム時代は女性と話す場面を見られるのも恥ずかしがっていたと聞いたこともある。愛妻の意向があるかもしれないが、注目度が高い現役中の結婚公表は意外だ。ただ、オフに愛犬デコピンを飼い始めた時から変化は感じていた。2月のファン感謝イベントでシーズン中の遠征に愛犬が「行かないと思う。物理的にも」と答えたのもつじつまが合う。安心して世話を任せられる存在があったのだろう。29日(日本時間3月1日)の会見後、心から祝福の言葉を贈りたい。

 人生設計から3年遅れの結婚。あれ?同じ年に「ワールドシリーズ制覇」とも書いてあるけど…。(柳原 直之)

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