阪神・岡田監督の理想オーダー「右の3番」に森下名乗り OP戦結果残してつかみ獲る

2024年03月01日 05:15

野球

阪神・岡田監督の理想オーダー「右の3番」に森下名乗り OP戦結果残してつかみ獲る
ティー打撃を行う阪神・森下(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神は29日、甲子園球場で全体練習を行い、森下翔太外野手(23)が開幕3番の座をつかみ取る決意を示した。岡田監督が、現状でレギュラーが決まっていない左翼と右翼の選手が入る打順は3番、6番と言及。1、2番は近本、中野と左打者が続くだけに、かねて同監督は3番は右打者が理想としている。昨季48試合務めた森下がその期待に応えるべく、あす2日の日本ハム戦(札幌ドーム)からアピールする。
 練習開始の午前10時の時点で気温は10度だった。日々20度を超えていた沖縄・宜野座からすると肌寒い甲子園。それでも森下はノック、フリー打撃など屋外での約3時間のメニューを淡々とこなした。開幕の3・29巨人戦(東京ドーム)まで、約1カ月。視線の先には岡田阪神の“理想形”である「右の3番」の座を見据える。

 「結果を残さないとレギュラー争いもできない」

 中堅・近本のレギュラーは確約され、白熱する両翼争い。現時点で森下が右翼では大本命ながら、岡田監督は「基本的に(打順は)3(番)、6(番)のところやからな、外野は」と語り、特定の名前は出ず。森下は打順別では昨季、自己最多48試合に座ったが、3番が誰かは現状ではあくまで未定だ。

 かねて森下は3番について「足の速い1番・近本さんと2番・中野さんを(本塁へ)還せるような一本を打ちたい。クリーンアップはうれしい」と話していた。昨季、レギュラーシーズン終盤から定着し、CS、日本シリーズでも座った愛着ある打順。指揮官も以前から近本、中野と左打者が続くことから「3番は右打者が理想」と語っている。今春キャンプの野手MVPに選ばれた左翼候補の前川は左打ち。森下が今後、3番にふさわしいアピールができれば、理想のオーダーが実現する。

 ルーキーイヤーだった昨年のオープン戦は17試合出場で打率・314(51打数16安打)、3本塁打、8打点でチーム“3冠”。今春キャンプは序盤こそ停滞気味だったが、今年新調したピート・ローズ型のバットと昨季の型を併用しながら、状態は上向いている。

 あす2日からは、札幌ドームで日本ハムとの2連戦。オープン戦が本格化する。「結果を残して、しっかり自分のやるべきことをやれば、打順というのも変わってくる」。気温零度前後の冷え込む北の大地で熱く燃え、3番の座をたぐり寄せる。

 ▽阪神、昨季の3番打者 最多はノイジーの66試合、森下48試合、前川12試合と続き8人を起用した。シーズン開幕時はノイジーで、森下は7月25日の巨人戦で初の3番。5本塁打23打点の一方で、優勝直後の9月16日広島戦から4試合連続の無安打でスタメン落ちするなど、9月10日広島戦の1打点以降は3番15試合を含む18試合で打点なしに終わった。

 《前川も候補》阪神前川 (打順を)選べる立場ではないので、試合に出るためにしっかりやっていきたいと思う。

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