【センバツ】いざ感謝の出陣!日本航空石川、能登半島地震後の支援に恩返しとなる白星を

2024年03月24日 06:00

野球

【センバツ】いざ感謝の出陣!日本航空石川、能登半島地震後の支援に恩返しとなる白星を
室内練習場での練習に臨む蜂谷(手前)ら日本航空石川ナイン(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 「感謝の出陣」だ。1回戦最後の登場予定だった日本航空石川は甲子園室内で打撃中心に練習し、中村隆監督は全国各地からのさまざまな支援への恩返しとなる白星を誓った。
 「昨日(22日)の夜のミーティングで“感謝の気持ちをしっかり持って、明日は絶対に勝つぞ”と話したら、みんな今まで以上に、一番引き締まった表情でこちらを向いてうなずいていた。力を発揮してくれそうな精神状態にあるのかなと」

 能登半島地震で学校が大被害を受け、山梨県に練習拠点を移してからも、野球関係者に限らず多くのサポートを受けてきた。「“自分たちの地元だと思って応援しているよ”と言ってくれる。本当に感謝しかない」。初戦の応援には自校に加え、系列の日本航空(山梨)、今大会に出場した近江(滋賀)の吹奏楽部が“友情演奏”することが決定。「本当に心が温まる。勝利を届けることが一つの恩返し」と繰り返した。

 準備にぬかりない。午前9時開始の第1試合に合わせ、1週間前から午前4時30分~5時に起床。午後10時就寝を目指し「昼寝禁止」で体調を整えてきた。宝田一慧(ほうだ・いっけい)主将(3年)は「自分たちの野球をしっかりやって、泥くさく元気にするプレーを。いろんな人が少しでも笑顔になれば」と決意表明。特別な思いを胸に秘め、普段通りの野球で勝利を期した。 (山添 晴治)

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