DeNA・度会 マルチだ!V打だ!首位打者でさあ開幕 先発出場全14試合で安打の打率.417

2024年03月24日 05:30

野球

DeNA・度会 マルチだ!V打だ!首位打者でさあ開幕 先発出場全14試合で安打の打率.417
<日・D>8回、安打を放つ度会(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【オープン戦   DeNA1―0日本ハム ( 2024年3月23日    エスコンF )】 さあ“初タイトル”だ。DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が23日、日本ハムとのオープン戦で決勝打となる先制右翼線二塁打など2安打1打点をマーク。オープン戦打率.417とした。規定打席まであと5打席として迎える24日の同カードの最終戦。ドラフト入団選手では14年のロッテ・井上晴哉以来、10年ぶりのオープン戦新人首位打者を決め、勲章を手に開幕へ向かう。
 打った瞬間「詰まった」と思った。だが、度会の鋭いライナー性の打球は右翼フェンスを直撃。6回1死二塁から決勝打となる二塁打に「詰まり気味でも持っていけたのはパワーがついているからかな。スイングの切れも開幕に向け上がってきましたっ!」と試合後は右の二の腕を自慢げに披露した。

 左腕・福田俊が投じた初球の内角高めスライダーを力強くはじき返した。1―0勝利に導く一打に「投手の皆さんが踏ん張ってくれて勝てました」と謙遜。8回2死でも北浦から右安打で4打数2安打。いずれも左腕の初球を叩き、左対左も苦にしない能力の高さを見せつけた。

 これでオープン戦は先発出場した全14試合で安打を放つなど、48打数20安打で打率.417。24日の最終戦で5打席立てば規定打席に到達し、10年ぶりのオープン戦新人首位打者獲得の可能性を残す。

 右翼フェンス直撃の決勝打には「社会人時代と比べ右腕も大きくなり力がついたと思う」と手応え。ENEOS時代からウエートトレーニングを継続し、プロ入り後も試合後は最後の一人になるまでトレーニングを続ける。プロでは、トレーナーがつきっきりで指導してくれることに驚いた。そして試合中は、初見の投手を打ち崩すため、先輩たちのアドバイスに耳を傾け対策を練る。今回の北海道遠征中には先輩・京田と寿司を堪能し「京田さんのおかげで打てました」と先輩を立てた。

 「1番・右翼」に定着し、明るいキャラクターですっかりチームになじんだルーキー。26年ぶりのリーグ優勝と日本一へ、早くも不可欠な存在になっている。「首位打者のことは今初めて知りました。まずはいつも通り結果を気にせずやっていきます」。総仕上げの最終戦も快音を響かせ、開幕へ弾みをつける。(大木 穂高)

 ≪DeNAでは19年楠本以来5年ぶりに≫オープン戦の新人首位打者は14年の井上(ロ)しかいない。度会(D)、佐々木(巨)はともにあと5打席で規定打席に到達、首位打者に浮上する可能性がある。オープン戦首位打者となればDeNAでは19年楠本以来5年ぶり、巨人では06年二岡智宏以来18年ぶりだ。

おすすめテーマ

2024年03月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム