阪神・大竹、開幕第2戦先発に“当確ランプ” 5回4安打1失点の好投「自分にできることを考えたい」

2024年03月24日 05:15

野球

阪神・大竹、開幕第2戦先発に“当確ランプ” 5回4安打1失点の好投「自分にできることを考えたい」
5回無失点の好投を見せた阪神先発・大竹(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神4-2オリックス ( 2024年3月23日    京セラD )】 オリックス戦で5回4安打1失点の好投を見せた大竹が、巨人との開幕第2戦(30日、東京ドーム)の先発に当確ランプをともした。“一騎打ち”の相手・門別は、先発予定だったウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦(鳴尾浜)が降雨中止となり、大竹の後を継いで2回1失点。安定感抜群の内容で、晴れ舞台の切符をつかんだ。
 「開幕の1試合で野球人生が終わるわけではない。今日の投球の配球、意識をブラッシュアップして、もっと質のいい球を投げられるようにしたい」

 力強く、かつ繊細な本来の直球が帰ってきた。捕手・坂本の絶妙なフレーミングも相まって、猛牛打線にほとんど芯で捉えさせない。奪った15アウトの内、フライアウトはたった2つ。残りは4三振と7つの内野ゴロ(2併殺含む)に仕留め、攻撃へのリズムも生んだ。「守備も良いので、ゴロを打たせて2つアウトが取れると思って投げた」。有言実行の“省エネ投球”を繰り広げ、涼しい顔で70球を投げ切った。

 「前回(16日中日戦)の反省を生かして投げた。自信を持って真っすぐを投げられた」

 今春は1月に左肩の腫瘤(しゅりゅう)の良性腫瘍(ガングリオン)を切除した影響もあり、スロー調整を余儀なくされた。だが着実に階段を上り、今春最長の5回を投げたことで、岡田監督も「これで一安心やな。5回まで行ってくれたらな。あとはもう調整や。1週間な」と胸をなで下ろした。

 昨季12勝(2敗)を挙げた猛虎の勝ち頭が、開幕投手・青柳に続いて出陣する。「肩の痛みがない、気にならないというのが最優先事項。引き続き体を大事にしたい」。結果もさることながら、万全の状態で一年間戦い抜くことを誓った。

 「自分にできることを考えたい。確認した反省は、帰ってから考えて(30日までの)1週間を過ごしたい」

 迷いも怖さもなくなった。東京ドームのど真ん中で、大竹が鮮やかに宿敵を斬る。  (八木 勇磨)

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