中央学院・飯山 同点阻止する捕邪飛 ボール見えずとも経験から落下地点導いた

2024年03月28日 05:00

野球

中央学院・飯山 同点阻止する捕邪飛 ボール見えずとも経験から落下地点導いた
<宇治山田商・中央学院>2回、加藤のフェンス際への邪飛を好捕する中央学院・飯山(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会第8日・2回戦   中央学院7-6宇治山田商 ( 2024年3月27日    甲子園 )】 【光る君のプレー】全身をバックネットにぶつけながらも懸命に左腕を伸ばした。2回2死一、三塁、中央学院の捕手・飯山成夢(3年)が、最後は両足が浮いた状態で捕邪飛をつかみ取った。日本ハムの飯山裕志スカウト兼プロスカウトの次男は「無我夢中ということもあって実は捕った時は何も見えていなかったんです」と振り返った。
 ボールが見えていなくても、これまでの経験が落下地点を教えてくれた。高校から捕手に転向したが、中学までは内野手。「フライは得意で落としたことがない」と、上がった瞬間に落下地点が分かるほど打球勘が良かった。マスク越しに、バットにボールが当たった瞬間「ギリギリ客席に入るか入らないかぐらい」と判断。迷わずバックネットまで走り、最後はジャンプしながらキャッチした。現役時代の父と同じように観客を沸かせた好プレー。同点のピンチを切り抜け1点差の勝利にもつながった。(村井 樹)

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