パイレーツ超有望株スキーンズ わずか6球で球団最速記録塗り替える 初回に163.9キロマーク

2024年05月12日 05:15

野球

パイレーツ超有望株スキーンズ わずか6球で球団最速記録塗り替える 初回に163.9キロマーク
カブス戦でメジャーデビューしたパイレーツ・スキーンズ(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   パイレーツ―カブス ( 2024年5月11日    ピッツバーグ )】 2023年ドラフト1巡目(全体1位)で指名されたパイレーツの超有望株ポール・スキーンズ投手(21)が11日(日本時間12日)、本拠でのカブス戦でメジャーデビュー。この試合の6球目に101.9マイル(約163.9キロ)をマークし、2015年のスタットキャスト導入後の球団最速記録をわずか6球で塗り替えた。
 先頭のトークマンの初球から101マイル(約162.5キロ)の速球をマーク。全て100マイル以上をマークした速球を軸に追い込むと、6球目に101.9マイルで空振り三振に仕留めた。これが球団史上最速となる1球だった。

 2番の鈴木に対しては一転変化球攻め。スプリットとスライダーを見逃してあっさり追い込まれると、3球目のスライダーにバットが空を切った。3番のベリンジャーには四球を与えたが、4番のモレルを中飛に打ち取って上々の立ち上がりを見せた。

 2回は1死後から四死球と安打で1死満塁のピンチ。それでも9番ゴームズを101.2マイル(約162.8キロ)速球で見逃し三振に仕留めると、1番トークマンは100.9マイル(約162.3キロ)で二ゴロに仕留めてピンチを脱した。

 「Fireballing right―hander(火の玉右腕)」と称される剛腕スキーンズは、パイレーツに入団した際の契約金920万ドル(約14億3500万円)はドラフト選手の史上最高額だった。大リーグ公式サイトのプロスペクト(有望株)ランキングは3位で、投手としては堂々の1位だ。

 今春のキャンプには招待選手で参加も、経験を積ませるためにシーズンは3Aで開幕を迎えた。3Aインディアナポリスでは7試合に登板。27回1/3を投げて防御率0・99、45奪三振という数字を残した。

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