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中日・高橋宏 驚異の防御率0.52! 規定投球回まであと2「僕が投げる試合は全部、勝ち試合にしたい」

2024年07月20日 05:00

野球

中日・高橋宏 驚異の防御率0.52! 規定投球回まであと2「僕が投げる試合は全部、勝ち試合にしたい」
<中・巨>7勝目の中日・高橋宏はファンの声援に応える (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日1ー0巨人 ( 2024年7月19日    バンテリンD )】 エースの風格が漂う圧巻のマウンドだった。中日・高橋宏が今季最多12三振を奪って8回4安打無失点と快投。今季チーム88試合目で早くも自己最多タイ7勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。
 「しっかりゾーンで勝負する中で、いい球がいったと思います」

 抜群のマウンド度胸だ。1―0の7回1死無走者で岡本和と対峙(たいじ)。初球カーブを左翼ポール際へ特大ファウルされると、後ろを向いて苦笑いで「あぶね~」と、こぼしてから切り替えた。直後の2球目も強気のカーブ。「もっと腕を振って、初球とは別物のカーブ」で追い込み、ボールを挟んだ4球目、外角低めスプリットで空振り三振。続く大城卓も宝刀で斬り3者連続三振に退けた。

 6月28日のDeNA戦の6回から26イニング連続無失点。規定投球回到達は目前で、防御率0.52は隠れリーグトップだ。球宴明けにも、1943年に藤本英雄(巨人)が記録した歴代最高防御率0.73を上回る数字で、ランキングの最上位に登場する可能性が出てきた。

 この巨人3連戦で3連敗、もしくは2敗1分けなら、自力優勝の可能性が消滅するという正念場で演じた快投劇。「チームを勝たせられていることを自信にしたいし、僕が投げる試合は全部、勝ち試合にしたい」。高橋宏が逆襲の旗振り役だ。(湯澤 涼)

 ○…高橋宏(中)は6月28日DeNA戦の6回から26イニング連続無失点となり、防御率は0.52まで良化。シーズン防御率のプロ野球記録は43年藤本英雄(巨)の0.73で、現段階ではこれを上回っている。高橋宏は19日現在、規定投球回に2イニング不足の86イニングで自責点は5。仮に、シーズン規定投球回の143イニングちょうどで今季を終えるとすると、残り57イニングを投げる間、自責点を10以下に抑えればシーズン防御率0.94(143回、自責点15)以内となり1点未満になるがどうか。

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