【球宴】ロッテ・佐藤都志也がMVP「自分でいいのかなと思うくらいビックリ」 サイクル未遂の5安打

2024年07月24日 22:04

野球

【球宴】ロッテ・佐藤都志也がMVP「自分でいいのかなと思うくらいビックリ」 サイクル未遂の5安打
<全セ・全パ>MVPが発表されベンチでバンザイをして喜ぶ佐藤(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【マイナビオールスターゲーム2024第2戦   全パ16―10全セ ( 2024年7月24日    神宮 )】 「マイナビオールスターゲーム2024」は24日、神宮球場で第2戦が行われ、全パが16―10で全セを下した。通算成績は全パの91勝81敗11分けとなった。
 第2戦の最優秀選手(MVP)には6打数5安打2打点の大活躍をみせたロッテの佐藤都志也捕手(26)が選ばれ、賞金300万円を手にした。

 佐藤は2回の第1打席で左前打を放つと、3回には左越え適時二塁打、さらに4回には右中間適時三塁打をマーク。あと本塁打でサイクル安打の快挙に迫った。記録がかかった6回の第4打席では中日・高橋宏に対し、全力でフルスイングも155キロに空振り三振に倒れたが、8回には右翼線へ二塁打。9回には左翼へ大飛球を放ち、場内もベンチも固唾をのんで行方を見守ったがあと一歩でさく越えとならず、二塁ベース上で悔しそうな表情をみせた。それでも5安打で文句なしの受賞となった。

 佐藤は「本当にビックリしています。(サイクル安打は)ホームランバッターじゃないんで、打てるかなと思いながらいたんですけど、でも、自分のバッティングを心がけようと思った。ホームランこそ出なかったですけど、本当にいいバッティングはできたなと自分でも思っています。当たってくれという思いでフルスイングをかけてましたが、なかなか前に飛んでくれなくて、自分のバッティングをしようと切り替えました」と語った。

 初の球宴に「本当にスーパースターの方がたくさんいる中で、初めて出させてもらって、MVPを獲れたのは、自分でいいのかなと思うくらいビックリしてますけど、それにふさわしいように、もっともっと精進していきたいと思っています」と語った。

 ロッテでは、1989年第1戦の村田兆治以来、35年ぶりのMVPに神宮球場からもどよめきが起きた。これには「ロッテの名前が消えるんじゃないかというくらいまでさかのぼってしまうところで獲れたのは、すごい良かったのでないかと思います」と笑った。

 また敢闘選手賞(賞金100万円)は、近藤健介外野手(ソフトバンク)、辰己涼介外野手(楽天)、坂倉将吾捕手(広島)の3人が選ばれた。坂倉はマイナビドリーム賞(賞金100万円)も手にした。

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