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阪神・高橋の復帰を後押しした「秋山家」での月1パーティー 楽しくこなす“バーテンダー”役

2024年08月12日 05:15

野球

阪神・高橋の復帰を後押しした「秋山家」での月1パーティー 楽しくこなす“バーテンダー”役
月に1度、阪神・秋山の自宅で高橋、小川、佐藤蓮が集まって行われる食事会 Photo By 提供写真
 【セ・リーグ   阪神4―0広島 ( 2024年8月11日    京セラD )】 阪神・高橋遥人投手(28)が1025日ぶりの復活星を挙げるまでの道のりは厳しく、そして険しかった。その左腕を陰で支えた人々がいた。親交の深いチームメートの秋山拓巳投手(33)が秘話を明かした。
 月1回の頻度で行われる定例パーティーが高橋の復帰を後押しした。昨年のシーズン中から高橋、小川、佐藤蓮が、年長者である秋山の自宅で食事をするのが恒例行事。「何か食べたいものはある?」。事前に秋山の妻がLINEのグループで希望を聞いてから開催される。

 午後7時から始まる宴会では「シンプルに盛り上がるのを楽しんでいる」。野球の話はほとんどなく、テレビゲーム機でも盛り上がる。食事会で分担される左腕の役割は、秋山の妻がふるまう手料理の写真を撮り、全員のお酒をつくって提供する係。「遥人のハイボールは濃い」。高確率で苦情も受けながら“バーテンダー”の役割をこなしているという。

 高橋が復活登板を遂げたこの日、昨年9月に同じトミー・ジョン手術を経験した小川は京セラドームで一人観戦した。「遥人さんの活躍は本当に励みになります」。今年、高橋と同じタイミングで支配下登録を勝ち取った佐藤蓮は「苦しんでいるところをいっぱい見ていた。同じ静岡県出身ですごいうれしい」と話した。

 元々、社交的ではない高橋の性格を秋山は入団時からよく知っている。だからこそ「遥人がいつも家で楽しそうにしている姿を見られるのはうれしい」とうなずいた。「初めてキャッチボールをした時の衝撃度に比べたらまだ半分くらいの状態だと思うけど頑張ってほしいな」。そう言って「遥人、復帰おめでとう会」の日程を思案した。(石崎 祥平)

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