堀内恒夫さん オースティン激昂は報復と思った?「そう思われても仕方がない」「審判団にお願いがある」

2024年08月18日 16:40

野球

堀内恒夫さん オースティン激昂は報復と思った?「そう思われても仕方がない」「審判団にお願いがある」
堀内恒夫氏 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人11―1DeNA ( 2024年8月17日    横浜 )】 元巨人監督の堀内恒夫さん(76)が18日、自身のブログを更新。前日17日に行われたDeNA―巨人17回戦(横浜)が9回2死から警告試合となったことについて、審判団への要望をつづった。
 「後味の悪い試合」のタイトルでブログを更新。まずは6回4安打1失点と好投して今季6勝目を挙げた巨人・井上について感想を記したあとで「さて、『後味が悪いこと』について。9回に起きたことですよ」と話を続けた。

 2位の巨人が15安打11得点で4位のDeNAに快勝した一戦。だが、一方的な展開のなかで両軍がヒートアップしたのは10点差で迎えた9回裏だった。

 この回から巨人のマウンドには4番手右腕・伊藤が上がったが、2死走者なしの場面で代打に起用された筒香への初球が右肘付近を直撃。左肋骨の疲労骨折から45日ぶり復帰戦で一度もバットを振ることなく死球となった。

 筒香は表情一つ変えず、静かに一塁ベースへ向かって歩き出し、伊藤も帽子を脱いで謝罪。だが、オースティンがこれに激昂した。鬼の形相で一塁側のDeNAベンチを飛び出すと、これを見た三塁側の巨人ベンチからも続々と選手たちが出てきて一触即発の雰囲気に。ここで警告試合が宣告された。

 伏線は直前、9回表の巨人攻撃中にあった。DeNAの5番手左腕・坂本が巨人の5番・大城卓の右肩付近に死球。大城卓はそのまま負傷交代となっていた。

 「まず、大城へのデッドボールだけどたまたま『すっぽ抜けた』ボール。坂本くんのそれまでを見ていればわかる」とした堀内さん。「しかし、その後の筒香への1球。オースティンがベンチを飛び出したのは『報復』と思ったからなんじゃないのかな。でも、そう思われても仕方がないシチュエーションだったよ」と続けた。

 そして、「そこで、審判団にお願いがある」として「大城へのデッドボールは頭部付近でもあったからかベンチも球場の雰囲気もあまりいいものではないと感じた。ここで『警告試合』を告げてもらいたかった。故意でないことはわかっているが頭部付近は危ないし余計なトラブルを避けるための『警告試合』だ。早め早めに手をうってほしい」と警告試合にするタイミングが少し遅かったのでは?とした。

 そのうえで「両チームへは昨日の雰囲気を引きずらず、パッと切り替えて今日の試合に臨んでほしい。頼みましたよ」と結び、夏休みの子供たちも多数見ているであろう一戦に願いを込めた。

おすすめテーマ

2024年08月18日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム