オリックス・杉本 9年目初サヨナラ弾!「いつか打ってみたいと思っていた」“ノーステップ気味打法”奏功

2024年08月24日 05:00

野球

オリックス・杉本 9年目初サヨナラ弾!「いつか打ってみたいと思っていた」“ノーステップ気味打法”奏功
<オ・ロ>9回、サヨナラ本塁打を放ち頓宮に抱えられガッツポーズを決める杉本(左)(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス1-0ロッテ ( 2024年8月23日    京セラD )】 たまっていた鬱憤(うっぷん)を、オリックス・杉本が一気に爆発させた。
 2試合連続延長戦を目前にした9回2死。フルカウントから益田の151キロを右中間へ運んだ。「いつか打ってみたいと思っていたので、めっちゃうれしい。最後に打つべき球を打てた」。9年目で初のサヨナラ弾。本塁上で昇天ポーズを決めた。

 最下位の西武に同一カード3連敗を喫した前日22日までの3日間は30イニングで1得点だけ。本拠地に戻っても8回までゼロ行進を続け、8試合連続2失点以下の投手陣を最後に救った。昨季までのリーグ3連覇を支えた宗、中川が不振で降格。「投手がこれだけずっと毎日頑張ってくれている。何とかしてやろうという思いでみんなやっている」と意地を示した。

 1試合2発を放った18日の日本ハム戦。試合前の打撃練習で左足を上げすぎないノーステップ気味の打法にたどり着いた。「これじゃアカンわと思って、ちょっと動きを小さくしようと。反動をつけなくても打球が飛ぶときが一番良いとき。ボールの見え方も変わってきている」。1メートル90、104キロの巨漢に抱きつかれた中嶋監督は「重たかった…。腰やったらどうすんねん」と笑い、「今のままだったらピッチャーが死んでしまいますからね」とさらなる爆発を期待した。(阪井 日向)

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