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ヤクルト 青木宣親の引退を発表 42歳今季限り 午後に記者会見

2024年09月13日 09:49

野球

ヤクルト 青木宣親の引退を発表 42歳今季限り 午後に記者会見
ヤクルト・青木 Photo By スポニチ
 ヤクルトは13日、青木宣親外野手(42)が今季限りで現役を引退すると発表した。同日午後に引退記者会見を開く予定。メジャー6年間を含む21年間のプロ生活で積み上げた通算2723安打(日1949、米774)は歴代5位。
 42歳の球界最年長野手は前日12日もバンテリンドームでの練習に参加し、若手と一緒に体を動かした。抹消から1カ月が経過した今月5日には「体をしっかりつくり、それを野球に落とし込むことを意識している。調整は順調です」と話していた。しかし、チームは最下位に沈み、CS進出は絶望的。来季に向けて若手中心にシフトする中で、青木はバットを置く決断を下した。

 1メートル75という決して大きくない体で、数々の記録を残してきた。日本では史上唯一の2度のシーズン200安打、3度の首位打者。12年にメジャーに挑戦し、17年には日米通算2000安打を記録した。18年1月に古巣ヤクルトに復帰。21年に自身初の日本一に輝くと「このために自分は帰ってきたんだ」と人目をはばからずに涙した。

 今季は代打での出場が中心だったが、青木の役割はバットだけではない。ベンチの最前列で声を張り上げ、若手を鼓舞する。8月5日に出場選手登録を抹消された後もチームの精神的支柱として1軍に同行していた。NPBではヤクルト一筋、ファンから愛された「ミスタースワローズ」がついにユニホームを脱ぐ。

 ◇青木 宣親(あおき・のりちか)1982年(昭57)1月5日生まれ、宮崎県出身の42歳。日向から早大を経て03年ドラフト4巡目でヤクルト入り。首位打者に3度輝き、05、10年と2度のシーズン200安打以上はプロ野球唯一の記録。11年オフにポスティングシステム(入札制度)でブルワーズに移籍し計7球団でプレーし、18年1月にヤクルト復帰。WBCに3度出場し、06、09年大会は世界一に貢献。1メートル75、80キロ。右投げ左打ち。

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