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エスコンCS決定!日本ハム・水野が同点弾&マルティネスがサヨナラ打 新庄監督「選手たちが乗る」

2024年09月29日 06:00

野球

エスコンCS決定!日本ハム・水野が同点弾&マルティネスがサヨナラ打 新庄監督「選手たちが乗る」
<日・ソ>逆転サヨナラに喜ぶ日本ハムナイン(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   日本ハム7―6ソフトバンク ( 2024年9月28日    エスコンF )】 日本ハムが28日のソフトバンク戦で逆転サヨナラ勝ちを収め、CS本拠地開催決定に花を添えた。試合中に4位・楽天が敗れた時点で2位確定となっていたが、1点ビハインドの9回1死から水野達稀内野手(24)が左中間へ同点の7号ソロを放つと、最後は代打アリエル・マルティネス捕手(28)が右前適時打。10月12日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージはエスコンフィールドで初開催となる。
 3万6811人の歓声に後押しされた白球が、天然芝の右翼手前で弾んだ。大歓声が中堅奥のガラス壁に響き渡る。今季10度目のサヨナラ勝ち。もみくちゃになる選手を照らすように、大型ビジョンには「CS エスコンフィールド開催決定!!」の文字が躍った。

 「CSを本拠地で開催するのが目標だったので、それがかなって本当にうれしい」

 そう振り返ったのは、サヨナラ勝ちを呼び込んだ水野だ。1点を追う9回1死走者なし。2ボールからの3球目、岩井の152キロ外角直球を逆らわずにはじき返した。打球は左中間最深部に飛び込む同点の7号ソロ。「歓声で入ったんだなと。入るとはさすがに思わなかった」と土壇場で追いついた。

 さらに、細川が遊撃失策で出塁。続く松本剛の左前打、上川畑が死球で1死満塁とすると、最後は代打・マルティネスが詰まりながらも右前に落として試合を決めた。「代打で行くことは分かっていたので、準備はできていた。格好良くはないが、一塁手の上を越えてくれたのでホッとしました」と、劇的勝利を手放しで喜んだ。

 一方、ポストシーズンの課題も見えた。5―2の8回。4番手の池田が1死一塁から栗原を遊直に打ち取ったかと思われたが、水野が「欲張って(併殺狙いで)ショートバウンドで捕ろうと」してグラブではじいた。記録は安打も続く山川に同点3ランを被弾しただけに、水野は「短期決戦を戦う上で欲張るのは良くない」と反省も忘れなかった。

 試合中に4位・楽天がオリックスに敗れたため、今季2位はサヨナラ劇の前に確定していたが、本拠地開業2年目で待望のCS初開催に花を添えた。新庄監督は「球団的にもファンの方たちの前でできるのはめちゃくちゃうれしい。選手たちが乗りますもんね」と前置きした上で「1位じゃなかったら2位も3位も一緒。ここからが勝負なんで」と、気を引き締めた。球団が誇る「ボールパーク」から、下克上を巻き起こす。(清藤 駿太)

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