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T・ヘルナンデスが自己新33号 大谷翔平の3冠王期待「マイアミの時のように6安打を打てるといいね」

2024年09月29日 13:36

野球

T・ヘルナンデスが自己新33号 大谷翔平の3冠王期待「マイアミの時のように6安打を打てるといいね」
ドジャースのT・ヘルナンデス(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   ドジャース13-2ロッキーズ ( 2024年9月28日    デンバー )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右翼フェンス直撃の安打を放つと、4戦連続マルチ安打とする右前打で出塁した6回は58盗塁目となる二盗を決めた。首位打者のパドレス・アラエスはこの日のダイヤモンドバックス戦を欠場し、打率.314をキープした。仮にアラエスが最終戦も欠場なら大谷が首位打者を獲得するためには明日29日(同30日)の最終戦で4安打以上が条件となる。
 初回は右腕センザテーラとの対戦。カウント1―1からの外角スライダーを完璧に捉えると、ライナー性の111.3マイル(約179.1キロ)の痛烈な打球はあっという間に右翼フェンスに直撃。打球が良すぎて単打となったが、いきなりの快音に敵地ファンも沸いた。次打者ベッツがフルカウントとなってから大谷がスタートを切ったが、ベッツは一邪飛。スタートを切っていた大谷はベッツが打ち上げたのに気づかなかったのか二塁ベースを蹴ったところで認識。帰塁する際に二塁ベースを踏まずに一塁に戻ったため、相手のアピールプレーでまさかのダブルプレーとなった。

 5―2で迎えた5回は先頭打者。ここはフルカウントから四球を選んで歩いた。次打者ベッツが2ボールとなると、センザテーラがセットポジションに入っている間に二盗を試みた。右腕が振り返ると大谷は既に二塁に達していたほどの完璧な二盗だったかに見えたが、投手がボークとなったため、盗塁は幻となった。

 8―2と大量リードで迎えた6回は再び先頭での打席。2番手右腕クリスウェルに対し、速球を捉えて右前に運んだ。そしてまたも二盗を決め、今季58盗塁。連続盗塁成功は35とした。

 T・ヘルナンデスは5回、ブルージェイズに所属した2021年の自己最多32本塁打を上回る33号3ラン。これで99打点とし2021年の自己最多116打点に続く自身2度目のシーズン100打点にあと1とした。試合後、T・ヘルナンデスは3冠王を狙う大谷とともに「それが起こるといいね。僕にも彼にも。彼は(51―51を達成した)マイアミの時のように6安打を打てるといいね。首位打者や3冠王も競っているね。僕もベストを尽くす。100打点だけでなく、チームのために得点したい」と話した。

 また、大谷の連日の活躍については「とても印象的だ。誰にもできることではない。アメージングな選手で、アメージングなチームメイト。彼のプレーを見ることができてうれしい」と話した。

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