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巨人・菅野 マエケン超え22億円の契約も 近年の先発需要の高まりと高い「空振り率」が後押し

2024年10月06日 05:30

野球

巨人・菅野 マエケン超え22億円の契約も 近年の先発需要の高まりと高い「空振り率」が後押し
ダッシュする菅野(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 35歳で海を渡る巨人・菅野は年齢的にも1年契約+オプションという契約が妥当だ。大リーグでは「1年契約に悪い契約はない」と言われる。球団側から見れば仮に金額に見合わない働きでも翌年以降に引きずることなく、ギャンブルできるからだ。
 今オフのFA市場は先発投手が豊富だが、参考になるのが昨オフにタイガースが前田と結んだ2年総額2400万ドル(約35億円)の契約だ。当時35歳だった右腕は、23年の直球平均球速は146キロながら、スライダー12.7%、スプリット18.4%の高い空振り率(投球数に対する空振りの割合)を誇った。

 今季菅野の直球平均球速は148キロで、スライダー12.3%、フォーク20.1%の空振り率だった。いかに空振りを奪えるかが大事な評価基準となっている。

 近年はピッチクロックの影響か、先発投手は故障者が相次ぎ需要は高い。単年で年俸1000万ドル(約14億6000万円)以上、あるいは前田級を超えて1500万ドル(約22億円)前後までの評価があってもおかしくはない。(奥田秀樹通信員)

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