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観客投げ込みの“きっかけ”プロファー「悲しかった」本拠ファンにお願い「同じようなことしてほしくない」

2024年10月07日 13:54

野球

観客投げ込みの“きっかけ”プロファー「悲しかった」本拠ファンにお願い「同じようなことしてほしくない」
物が投げ入れられたパドレス側は審判団らと協議。場内には「フィールドに物を投げ入れると退場」の掲示も(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ地区シリーズ第2戦   パドレス 10―2 ドジャース ( 2024年10月6日    ロサンゼルス )】 ドジャースとパドレスのナ・リーグ地区シリーズは6日(日本時間7日)、ドジャースタジアムで第2戦が行われ、パドレスが6本塁打で圧倒し大勝。対戦成績を1勝1敗に戻した。試合後、パドレスの左翼手・プロファーが、ファンによる物の投げ込み行為について言及した。
 初回のベッツの本塁打性の打球をスーパーキャッチし、プロファーがスタンドのファンに飛び跳ねるジェスチャーを見せたことから、試合序盤からド軍ファンの反感を買っていた。そして7回裏のドジャースの攻撃が始まる前に、スタンドからプロファーにボールが投げ込まれ、プロファーが激怒。審判にクレームを入れた。シルト監督も慌ててベンチから飛び出し、審判団や警備員と一緒にプロファーから事情を聞き、なだめたものの球場は異様な雰囲気となった。

 プロファーこの場面について「彼らがボールをフィールドに投げ返したんだ」とし、その後の審判団と協議したりなどした対応については「動揺はしなかった。悲しかった。誰かを傷つけてはならない。サンディエゴのファンには同じようなことをしてほしくない。それを願っている」とオフを挟んで迎える本拠での試合に来場するファンに冷静な行動を呼びかけた。危険を感じたかと問われると「それはない。でもあんなことはしてほしくない。やり方が違うと思う」と悲しんだ。

 ファンの投げ込み行為があった7回の守りを終えてマチャドがベンチで円陣を組んだことにも言及。「僕たちはもっと一緒になろうとする。いつもお互いのためにプレーしている。こういうことが起こると余計に燃えるね。(マチャドが話したのは)ただ試合に集中し続けること。それが一番大事だ。そして、僕らはそうした」と説明した。

 初回に捕らなければホームランになっていたベッツの大飛球を好捕したことには「僕のやりたいことの1つだった。プレーオフの試合でホームランキャッチをしてしまったね」と満面の笑み。「あれがヤンキースタジアムだったら、あなたのグラブはどうなっていたかな(笑い)」と質問されると「彼(ファン)は捕ろうとしたが、僕は彼にダンクしたよ(笑い)」と茶目っ気たっぷりに答えた。

 1勝1敗のタイに戻して本拠に戻ることには「僕らはそれを1年間やってきた。ずっとそうしてきたんだ。僕らはそういうふうにできているんだ。ペトコ・パークに戻れてとてもエキサイトしている。あの(満員の)ファンの前でプレーしたいんだ。でも、物は投げてほしくないね。僕らは野球をし、ファンには楽しんでもらいたい」と話した。

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