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槙原寛己氏 前日の敵将に影響…DeNA・三浦監督攻めの采配も 巨人が攻守連発

2024年10月21日 05:30

野球

槙原寛己氏 前日の敵将に影響…DeNA・三浦監督攻めの采配も 巨人が攻守連発
<巨・D>5回、中山のソロ本塁打にベンチで渋い表情の三浦監督らDeNA首脳陣(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第5戦   巨人1-0DeNA ( 2024年10月20日    東京D )】 【槙原寛己 視点】巨人1勝のアドバンテージを含めれば3勝2敗の第5戦。DeNA・三浦監督はこの日で決着をつけにいった。試合前に話をしたが、「今日で決めたい」と意気込んでいた。その思いが強く表れた、相手より先、先に動く攻めの采配。しかし結果は裏目に出た。
 先発・浜口を4回54球、1安打無失点で交代。初回から飛ばしていたし、三浦監督も短い回での交代、継投を決めていたという。しかし直後の5回、2番手・山崎が先制ソロを被弾。7回1死三塁では森敬の遊ゴロで三塁走者が本塁でアウトになり、次打者の初球で盗塁を仕掛けたがこちらも刺された。

 阿部監督が前日に積極的に動いて試合の流れを引き寄せるのを、反対側のベンチから見ていた。受け身になって後手後手に回り、後悔だけはしたくない。そう思ったに違いない。乾坤一擲(けんこんいってき)の決断は、好守にことごとく防がれた。巨人のチーム失策数58はリーグ最少。今季は投高打低で、加えてCSはロースコアの接戦が続く。最後に物を言うのは守備。巨人はシーズン中と同様に守り勝つ野球で3勝3敗に追いついた。

 第6戦。流れは巨人に傾いている。勝敗を決する両監督の動き、決断にも注目したい。

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