日本ハムのドラフト1位は宗山最有力も、最終決定は当日に――、栗山CBOは二刀流の柴田も高評価

2024年10月24日 06:00

野球

日本ハムのドラフト1位は宗山最有力も、最終決定は当日に――、栗山CBOは二刀流の柴田も高評価
運命のドラフト会議を待つ宗山(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 日本ハムはドラフト会議を翌日に控えた23日、都内のホテルでスカウト会議を開いた。会議は4時間半にも及んだが、1位指名の公表はせず、最終決定は当日となることになった。現時点ではかねて高い評価をしてきた明大・宗山塁内野手(21)が最有力となっている。また、二刀流としても期待される福岡大大濠の最速149キロ右腕・柴田獅子(れお)投手(18)の評価も高い。 【ドラフト速報
 午後2時に会議が開始し、栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が報道陣の前に姿を現したのは午後6時半過ぎ。長丁場となった卓上で、1位指名は3、4人に絞ったもようだ。

 「方向性は絞った。もう一回、最終的に整理をして、再確認をしてという感じになる」

 即戦力か、将来性か――。1位指名の最有力は明大・宗山だ。先週末の20日には、木田優夫GM代行と栗山CBOがそろって神宮での東京六大学リーグの明大―早大戦を視察し、最終チェックした。既に広島が1位指名を公表しているが、遊撃手として守備力も高く、リーグ歴代8位タイの通算116安打を放っている「10年に1人」と言われる逸材に競合覚悟で入札する可能性が高い。

 本命以外にも、1位候補として関大左腕の金丸夢斗、青学大のスラッガー・西川史礁らの名前も挙がる。そんな中で、栗山CBOは「3年後になるかもしれないけど、このチームの中心になる選手がいるんだったら、そっちにいきたい」とも語った。

 ドジャース・大谷を投打二刀流として育て上げた編成の最高責任者が注視してきたのが、福岡大大濠の最速149キロ右腕・柴田だ。甲子園出場はないが、1メートル86、85キロと恵まれた体格で、打者としても高校通算19本塁打。二刀流の可能性を秘める金の卵に栗山CBOも早い段階から注目。一本釣りを狙い、将来性を考えての指名も完全には消えていない。

 競合した場合のクジの人選も未定で、栗山CBOは「候補の人に“予備抽選とかやってくれ”と言っている。(当たり付きの)アイスクリームとか買ってもらって」とした。去就について明言していない新庄監督も出席。取材対応はなかったが、現場としての要望もフロントに伝えたといい、「はっきりと監督の中にはイメージがあって、それはこっちが想像していたのと同じ」と栗山CBO。チームの未来を託せる最適な選手を選ぶ。

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