成瀬國晴選 タイガース川柳大賞
タイガース川柳2020(7月第1週 週間賞)
2020年07月07日 08:00
野球
(兵庫県宝塚市・室伏 尚美)
<佳作>
十敗も 出口戦略 西にあり
(神奈川県相模原市・関 謙作)
ようやくに 初弾それも 左から
(大阪府大阪市・後藤 憲之)
留さんの 助言も生きる 近猛打
(高知県高知市・弘井 美稲)
上向いた 打線維持して 甲子園
(大阪府摂津市・前川 照男)
【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)
6月は2勝8敗だったが、7月に入っても連敗が続いた。
3日の広島初戦が雨で中止になり、この小休止がよかった。
4日、今季最多の15安打で日本のエース・大瀬良投手を4回でKOして攻略したのだが、打線奮起の影にあったのは、6回3失点で今季初勝利して支えた岩貞投手の力が大きい。故郷の熊本県が大雨被害に遭っているなか、力投して元気づけたのを室伏尚美さんが詠んで週間賞。
今季十敗して西国広島へ移動した初日は雨のため試合中止となり、この小休止が連敗ストップにつながった。関謙作さんは西の方角が恵方と詠んだ。
ボーア選手が1日の中日戦で9回表、左の岡田投手から来日1号を放った。11戦39打席目のことで、後藤憲之さんは「ようやくに」と「それも」と、苦手の左投手からと、いい見付けをした。
弘井美稲さんは、4日の広島戦で今季初の3安打した近本選手の影の支えをした福留選手を褒めている。さすがベテラン。
さぁ、甲子園での巨人戦だ。
この調子で3ついただこうね、前川照男さん。富山市の石黒義朗さん、選にはもれましたが、次は応援句を待っています。
▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は7月12日必着。掲載は14日。予備日の13日に開催された場合は、その試合に関する投句は翌週扱いになります。