成瀬國晴選 タイガース川柳大賞
タイガース川柳2022(7月第1週 週間賞)
2022年07月12日 08:00
野球
(富山県富山市 石黒 義朗)
<佳作>
西の意地 西ではじまり 西で勝つ
(広島県廿日市市 木本 眞教)
スイスイと ツバメ手玉に 五冠王
(兵庫県宝塚市 室伏 尚美)
脇役と もう呼ばせない 二人組
(千葉県松戸市 堀 卓)
一休み 思いもよらない 三連休
(兵庫県西宮市 杉江 加奈子)
【講評】
選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)
先週は3試合しかなかったが、内容は充実したものだった。
その一つは近本選手の連続安打が、どこまで続くか。
結果は石黒義朗さんの句のように、牽牛(けんぎゅう)、織女(しょくじょ)も残念がる7日、30試合で止まった。悔しがったのは本人もだが、応援していた虎ファンも同じだ。
2つ目は6日、広島に今季初勝利したことだ。
西勇投手が6回1/3を2安打2失点の粘投で5勝目を挙げた。木本眞教さんの句の通りだが、中継ぎの渡辺、湯浅両投手、抑えの岩崎投手の働きも大きかった。
佳作3句目の堀卓さんが詠んだ北條、山本選手も忘れてはいけないな。
3つ目は、なんと言っても8日、首位ヤクルトを敵地で下したことだ。
それも青柳投手が3安打完封し、チームも6戦ぶり23度目の2桁安打。さすがエース5冠王だ。室伏尚美さんのスイスイが気持ちい~。
近本選手も今季1号弾を放ち前夜の鬱憤(うっぷん)を晴らしたようだった。杉江加奈子さん、ヤクルト選手の早期回復を祈りましょう。
この思いもよらない2連休+1休日でためたエネルギーを、今夜からの巨人戦にぶつけてもらいましょう。
雲は薄いよ。
▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は24日必着。掲載は26日。