フィッシングニュース
中禅寺湖ボート釣り解禁祝いだ 60センチ級レイク連発 5ヒット3キャッチ
2024年04月28日 04:30
社会
今回は宇都宮市の渡辺正博さん、東京都福生市の中村渚さんを案内するセミナーでしたので、釣り方を説明すべくまずは筆者がやってみました。すると第1投でヒットがあり、合わせるとグングングンと重い引きが伝わってきました。多分レイクでしょう。中村さんに引きを味わってもらおうと、ロッドを渡そうとした時、バレてしまいました。
1投目でヒットした喜びを乗せた2投目、中村さんたちにとっては1投目、ボートは風に流されながら動きます。すると「来た!」と中村さんの声とともにロッドが大きく曲がりました。渡辺さんが差し出したラバーネットに収まったのは60センチぐらいのレイクでした。
「これはいける。今年の解禁日は素晴らしい」と思いました。なぜなら昨年は2人で1匹ずつというなんとかオデコを逃れた釣りだったからです。そして4投目にもまた中村さんが同サイズをヒット。「今日はどうなっちゃうの?」と、これから起こるであろう追い好調タイムに胸をときめかせました。しかしその後はいつもの中禅寺湖に戻り、当たりはピタリと止まりました。午前10時からレッドコアによるトロリング開始。桟橋に戻って準備していると早朝からヒメトロをやっていた人が帰港。話を聞くとレイクばかり掛かってきて、その数は10匹以上だったそうです。
沖合の表層にいるのでしょうか?それは解禁日の早朝だけなのでしょうか?筆者たちは20~80ヤードまでいろんな深さをミノーで引いてみましたが、当たりがありません。八丁出島を回るときには30ヤードで渡辺さんのロッドにヒット。それは彼の人生初となる60センチ弱のレイクでした。大喜びする渡辺さんは「今日はこれで十分です」とくしゃくしゃな笑顔で語ります。今回は5ヒット3キャッチというまあまあな釣果でした。
前日の強風で一気に水温が下がったから、魚の活性も急変したのではないかと民宿おかじんの岡本季充さんは話していました。関東の超激戦区の中禅寺湖。野生魚を攻略する覚悟がないと、苦戦を強いられることになるでしょう。(東京海洋大学元客員教授)