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置き竿で待て、沖メバル ゲストも豪華、オニカサゴ、アラ 当たり年の予感 新潟・粟島沖、岩船・恵陽丸

2024年04月29日 04:30

社会

置き竿で待て、沖メバル ゲストも豪華、オニカサゴ、アラ 当たり年の予感 新潟・粟島沖、岩船・恵陽丸
良型の沖メバル4匹掛けを決めた渡部さん Photo By スポニチ
 【菅野順也の釣り巡礼】胴突10本バリに8匹、9匹と鈴なり連発!新潟県粟島沖の沖メバルが好調に釣れている。多点掛けは魅力たっぷりだが、ゲストはオニカサゴ、アラなど高級魚ぞろい。絶好のシーズンを迎えた粟島沖へ、早速向かった。(スポニチAPC・菅野 順也)

 岩船・恵陽丸の阿部賢一船長が「シーズンイン当初は風の強い日が多くて、なかなか出船できませんでした。今日は穏やかなので期待できそうですよ」と笑顔で出迎えてくれた。午前4時半に出船、航程約1時間半で粟島沖(水深120メートル)のポイントに到着した。合図に合わせハリにホタルイカのゲソ部分や、イカの切り身を付けた仕掛けが投入された。阿部船長が「海底から少し上げるようにオモリの位置を調整してください。あとは置き竿で静かに待つことをお勧めします」とのこと。沖メバルは目が良く警戒心が強いため、仕掛けを揺らし過ぎると食ってこないのだそうだ。

 アドバイス通り、誘いを潮の流れに任せていると、竿先がガクガク、ブルブルと軽快に踊り始めた。しばし息を潜め追い食いを待つ…。頃合いを見計らって巻き上げを開始すると、竿先が海中に突き刺さった。日本海の船釣りはなんでもOKと話す山形県川西町の渡部元さん(58=自営業)は「沖メバルは数が多く釣れるところが魅力ですね。連なった魚影が見えた瞬間がたまりませんよ」と4匹掛けにニンマリ。開始から順調に数を伸ばしていた、新潟県新発田市の土橋好春さん(77)は「大型は刺し身、中型は煮付けと塩焼き。小型は味噌汁にします。食べ方が多彩なので数が釣れても飽きません」と7匹掛けで一気に数を伸ばす。

 追い食いを待っていた筆者の竿が、深々とお辞儀をした。根掛かりかもと不安もよぎったが、電動リールのスイッチを入れる。海面にズラズラと現れたのは全部で9匹。35センチオーバーを含む沖メバル8匹にプラスしてオニカサゴ1匹。一挙両得とはこのこと、と自然に笑みがこぼれる。その後は沖メバル9匹掛けや、アラも追加し“束”突破で終了した。

 魚影は濃く、しばらく好調は続く気配。粟島沖の沖メバル、どうやら当たり年とみた。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ≪60代から楽しめる≫釣り歴はまだ2年だという新潟県胎内市の長谷川吉夫さん(68)は「人に誘われ船釣りを始めましたが、昨冬には恵陽丸で寒ブリを釣ることができました」。沖メバルを手にし「この年齢になって素晴らしい趣味に出合いました」と満足そうだった。

 ◇当日のタックル 道糸=ヤマトヨ「PEジギング8ブレイド」4号300メートル、幹糸=同「フロロハリス」6号、ハリス=同3号、誘引剤=マルキユー「アミノ酸α大漁ボトル」。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、岩船・恵陽丸=(電)0254(56)6908。出船時間は要問い合わせ、乗合料金は1万5000円。

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