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「トライ&エラーの精神」でサワラ乗り乗り

2024年04月16日 05:30

社会

「トライ&エラーの精神」でサワラ乗り乗り
手探りといいながら開始から連続ヒットを決める新藤さん Photo By スポニチ
 【菅野順也の釣り巡礼】決め手はルアー選択とアクション!新潟県の新潟東港湾内で、サワラが活発に釣れている。魚影濃厚とはいえ、数を狙うにはそれなりのテクニックも必要。無限の組み合わせから、ベストなチョイスで狙うには…。(スポニチAPC・菅野 順也)

 今シーズン当初から絶好調が続いているサワラ。連日“束”釣りが珍しくない状況で、ワクワク気分で第三大栄丸Jrに乗り込んだ。水深14メートルのポイントに到着した。吉田将輝船長からのゴーサイン直後、水面を割ったのは埼玉県所沢市の新藤浩平さん(36=会社員)だ。サワラボートキャスティング初挑戦という新藤さんは普段、東京湾のシーバス釣りを楽しんでいるそうで、今回は「シーバスとの釣り方の共通点や、違いを確かめようと釣行です。まだまだ探りの段階ですよ」と手探りを強調するが、開始から連発でヒットさせる凄技を披露する。

 この勢いに続こうと、筆者はド派手カラーの11センチロングビル・チャート系のミノーをキャスト。相手に食わせるための「止め」の時間を取るのがキモ。はやる気持ちを抑えて、ジャークする手を1秒弱と気持ち長めにストップすると、早速ヒットした。ドラグの悲鳴に応えるように、筆者のテンションも爆上がり。追いが落ちた時には、止めの時間を長く取るのが効果的だ。

 サワラ釣りは2回だという長野県上田市の小山伸さん(31=同)は「掛かった時の強烈な手応えは最高ですが、まだ不慣れで勉強中です。釣果に差が出ることもあるので、研究意欲が湧きますね」とキャストを繰り返す。吉田船長によると、日によって攻略法のパターンは異なるそうで「ルアーを動かすアクションは、強すぎても弱すぎてもダメ。同じ日でも時間によって反応する動きが変わります」とアドバイス。さらに「数を伸ばしているのは、試行錯誤しながらも最後まで竿を振り続けている人ですよ」とのこと。常に「トライ&エラーの精神」で挑むのが、サワラ釣りには必要そう。

 この日は終始好追いで、55~65センチがトップで100匹超の絶好調。新しい群れが次から次へと入ってくる状況で、この勢いはしばらく続きそうだ。 (がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ○…東港近隣にある鈴木釣具店・鈴木雄一郎店長のお薦めルアーは「ミッドダイバー系ミノー」「シンキング系プラグ」「ブレード付きジグ」の3種類。ミノーは水面から3メートル以内潜るタイプで「これがハマる日は数が出ます」。ブレード付きのジグは全層を探れるため有効で「このところの流行です」と説明してくれた。店オリジナルの5.3フィートカーボンソリッド竿をそろえれば、サワラ釣りは鬼に金棒だ。

 ◇当日のタックル 道糸=ヤマトヨ「マークレスPE8」1.5号、リーダー=同「フロロショックリーダー」60~80ポンド、フック=がまかつ「トレブルSP―MH」♯6~4。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、東港・鈴木釣具店=(電)0254(27)2639。サワラ船は午前5時半出船、乗合料金は7000円。

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