フィッシングニュース
和歌山県串本町の紀伊大島 26センチの“肝パン”カワハギにテンションアップ!!
2024年01月31日 05:30
社会
このまま粘っても、結果は同じだろうと見切りをつけ、11時過ぎに見回りに来た渡船で磯変わり。今度は対岸にある水深の浅いアミカケの磯へ上がる。ここは磯も広くて、何よりも足場が良いのでお気に入り。しかも、この釣り場はシモリが点在しており、数釣りには定評がある。
ただ、昼過ぎからは猛烈な西風が吹く予報なので急いで仕掛けをセットし、ウナギ針10号にアオイソメを房掛けにしてキャスト。カワハギは潮に乗って移動するため、広範囲に投げ分けて探る作戦。
当日は小潮で満潮が午前10時過ぎ。うまい具合に期待の引き潮が走り出したのでチャンス到来。そろそろくるぞ!と竿先を注視していると、しばらくして、明確なアタリが出た。ところが上がってきたのは何と大きなイソベラでがっかり。次もイソベラと首をかしげながらため息が出る。
これでは終われないと気合を入れ、次は白野港の方向へフルスイング。手持ちスタイルでゆっくりと誘いながら探っていくと、コンコン、グィーッと竿先に強い反応が出た。バシッと合わせると、カンカンと手応えもよく、心地よい感触を味わいながら海面に現れたのは狙い通りのカワハギ。それも26センチもある“肝パン”で実にうまそうだ。この1匹でテンションも急上昇。カワハギは浅場の方にいたのだ。しかも次は重量感たっぷりで25センチと23センチがダブルでヒットし、磯変わりの判断が正しかったと喜びもひとしお。
無情にもそのころから西風が強くなり、突風で三脚が倒れる事態も。せっかく時合いに突入したのにと残念だが午後2時ごろに急いで納竿していると、何と最後の竿に31センチのメイチダイが釣れており、午前中の厳しい状況からは想像もできない逆転劇に上機嫌で迎えの渡船に飛び乗った。
帰宅後に味わった肝あえの刺し身は感動するほどうまかった。カワハギ釣りは例年2月中旬ごろから本番になり、5月末まで続くので、ぜひチャレンジしてほしい。