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〝桜ダイ〟空振りなし17連発 千田沖で乗っ込み!1投目から2キロ!4キロも!! 千田沖・第一かどや丸
2024年04月12日 04:30
社会
前日は大シケ。少しウネリは残っているが、風もなく晴天、釣り日和だ。「潮に濁りが入って、今日は面白いかもしれない」と的場良明船長。指示ダナは水面から23メートル。27メートルでコマセを振って指示ダナに合わせ当たりを待つ。途端に魚信。強烈な2段引きを楽しませてくれた2キロのマダイは妙に色白だが、船長は「乗っ込みだよ!」。2投目もすぐに当たったが途中でスッポ抜け。3投目で1・5キロ、4投目はマダイとイナダの一荷と、いきなりの爆釣モード。ビシを落とせば当たりを待つ間もなくゴゴンッと魚信が来る。
水温が低いせいだろうか、釣れてくるマダイはことごとく白い。もっともバケツに入れてしばらくすると赤みが差し、じきに美しい桜色になる。あまりの荒食い、立て続けに数匹釣り上げると、少々疲れてきて釣りが雑になり、lキロ級は玉網に入れずに抜き上げるので、2匹も落としてしまった。午前8時半ごろまで、入れ食い状態が続き、なんと空振りなしの17連発。小型はリリースして13匹をキープした。
船中では、4キロの大ダイも出て“桜ダイ”の乗っ込みを全員が楽しんだ。外道には1キロクラスのイナダのほか、良型のメジナが竿を絞り込んだ。一方、この時季の定番である外道で数が出るイサキは型を見なかった。
マダイ釣りはハリス3号が基本だが、潮に濁りがあり、早朝は大ダイが来る可能性も高いので、ハリスは4号とした。さらには2本バリだとライントラブルが多くなるが、この日は潮がいい具合に流れてトラブルもなく、最後まで通した。後半はハリス5号で、良型マダイを抜き上げている人もいた。
午前8時過ぎには潮が緩くなり、ショウサイフグが多くなって仕掛けも切られるように。1時間ほどすると再び潮が動き出し、マダイが顔を出し始めたが、全員釣果も十分で10時過ぎ早上がりとした。水温は15度と低かったが一気に乗っ込みに入った感じ。去年は小型が多かったが、今年は良型が多く、取材のあとも8・5キロの大ダイが釣れ上がった。10キロ級も十分狙える状況だ。水温が少し上がればイサキも出てきてにぎやかな釣りになる。
当面マダイ五目が中心だが、ここへ来てヤリイカも数が出てきたので、イカも狙ってみたいところ。どちらも釣り場が近く、時間のロスなく存分に釣りが楽しめるのがうれしい。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、千田・第一かどや丸=(電)0470(43)1432。集合時間は午前5時、乗合料金は1万2000円。