フィッシングニュースフィッシングニュース

カレイなる三陸海岸 絶景眺めながらヒガレイ、マコ、ナメタ…

2024年04月30日 05:30

社会

カレイなる三陸海岸 絶景眺めながらヒガレイ、マコ、ナメタ…
菅原さん(左)ノナメタに佐々木船長も「やったね」                                Photo By スポニチ
 【釣り日和】岩手県宮古市の佐々木釣具店、平進丸に乗った。狙うのはカレイ。ヒガレイ、マコ、ナメタが次々と釣れ上がる。絶景を眺めながらの釣りで、いやが上にも気分が盛り上がる。(笠原 然朗)

 海岸線の総延長は約600キロ。海面から100メートル、場所によっては200メートルの大断崖が屹立(きつりつ)するのが三陸リアス式海岸だ。

 佐々木俊幸船長がかじを握る平進丸は北東北屈指の観光名所、浄土ケ浜を“裏側”から見て北上。田老沖で船を止めた。指呼の間に迫る断崖絶壁。息をのむような自然の造形美に絶景かな、絶景かな!
 水深は65メートル。天ビン仕掛けのハリス4号。オモリは40号。餌の青イソメは房掛け。

 「オモリを寝かせたり起こしたりする小突きで誘ってください。餌をたくさん付けた方がナメタやマコが食うことが多いですね」と佐々木船長は話す。

 左舷トモで竿を出していた盛岡市の吉田義憲さん(51=会社員)が澄んだ海から抜き上げたのはヒガレイの3点掛け。

 「朝のうちは小突いた方が良かったけど、途中からは底を50センチぐらい切って待っていると食ってきました」

 カレイ釣りはその日、その時間のパターンを見つけるのが大切。釣れている人のやり方を観察してまねることも釣果につながる。

 同市の菅原瑞貴さん(37=会社員)は小突きとカレイが食う間をつくる、の繰り返しで良型のナメタガレイを釣り上げた。

 「餌の青イソメは長めに付ける」が奏功したようだ。

 船釣りは2回目。最初は苦戦していた同市の千葉広宣さん(55=会社員)もヒガレイの一荷。普段は山田湾の堤防などでアイナメやカレイを釣っているのだとか。

 この日の竿頭はマコ込みで23匹。「日によっては良型のアイナメも食ってきます」と佐々木船長は話す。釣って食べて三陸の高級魚フルコースが楽しめる。

 ≪スピニングリール活用≫スピニングリールを使っていたのは盛岡市の松田滝男さん(56=会社員)。「仕掛けを落とすスピードが速いから」が理由。大きめに3回小突いてそのままステイし当たりを待つ釣り方で次々と釣り上げていた。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、宮古・佐々木釣具店=(電)0193(62)5245。出船は午前5時。乗合料金は餌別で7000円。
 

コラムランキング

バックナンバー

【楽天】オススメアイテム