フィッシングニュース
美しいループで52センチ大物ニジマスをゲット!ロッドも弧を描き奇跡起きた初フライ
2024年04月04日 04:30
社会
飯塚さんは渓流ルアーが得意な女性アングラー。フライは初めてでタックルも持っていない。そんな彼女に最初に教えたのは、キャスティング時のループの作り方。ロッドをしっかり止めることと、ロッド先端を直線に近い動かし方をするのがフライキャスティングのコツ。まずは1・5メートルほどのシノ竹の先端に毛糸を付けたもので、ループを確認する練習を繰り返し行った。30分ほどすると、毛糸がきれいなループを描くようになってきた。そこで本物のフライロッドに持ち替えると、彼女は初心者とは思えないきれいなループを連発させた。
午後は小菅フィッシングヴィレッジで実釣講習を開始。1500円とお得なC&R4時間券を購入した。水は冷たく簡単にフライに飛びつく魚はいない。小雪の舞う中で、飯塚さんは奇跡を起こす。黄緑色のニンフに替えて数投目。気が付けば彼女のロッドが、満月のように大きく弧を描いていた。グングンと左右に首を振るファイトは、まぎれもなく大物だ。不安になる筆者を横目に、彼女は無理をせずに上手に魚を岸に寄せていく。ネットに収まったのは52センチの大物ニジマス。飯塚さんは満面の笑み。フライ初の魚が50センチアップとは驚くしかない。魚はブナムシニンフをガップリと食っていた。ティペットはフロロのVARIVAS「マスタースペックプロ」4Xを使用。彼女は午後4時過ぎにも50センチの大物をキャッチ。単なるビギナーズラックではないことを証明した。
上手な魚とのファイトと、強いティペットが素晴らしい釣果になったのは間違いない。
≪釣り人御用達の人気宿の絶品ランチ≫フィッシングヴィレッジには食堂がないので、歩いて3分の場所にある広瀬屋旅館を紹介しよう。春の山菜、秋の天然キノコなど四季の素材をぜいたくに使った料理がおいしい。お昼時には超お得なランチサービスを実施している。おすすめは豚バラ炙(あぶ)り丼で、特製のタレと卵のハーモニーが絶品だ。夏休み期間中は繁忙期のためランチ営業は休業するので要確認。奥多摩に行くなら、ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。
▼釣況 小菅フィッシングヴィレッジ(山梨県北都留郡小菅村池尻4383)=(電)070(4068)6416。ルアー・フライ・テンカラの日釣り券は3500円、C&R券2500円、同4時間券1500円(近日中に値上げ予定)。広瀬屋旅館=(電)0428(87)0235。※フィッシングヴィレッジの公式サイトはhttps://fishingvillage.jp/