フィッシングニュース
三重県志摩市・御座沖 “春の風物詩”桜ダイに会いタイ
2024年05月01日 05:30
社会
すると、早速、着底後、5メートルほど巻き上げたところで、コンッ、コンッ、コンッと、金属的なアタリが、明確に私の手元に伝わる。高鳴る鼓動を抑え、冷静にリールを巻き続けるとジィーとリールドラグは滑り、フッキングに成功。ゴン、ゴンと頭を振りまくり、2回、3回と鋭い突っ込みで、力強いファイトを楽しませてくれたのは、50センチクラスのマダイ。桜色に発色した美しい魚体はまさに桜ダイ。
朝一からうれしい大本命の釣果となり、笑顔で会話が弾む中、続けて釣友の武富さんも大きくロッドを曲げる。リールドラグは一気に滑り、細号数のラインでスピード感のある強烈な引きを受け止める。巻いては出されてを繰り返し「青物ですかね~」との予想通り、海面へと姿を現したのは、カンパチの幼魚であるシオ。幼魚といっても50センチオーバーのグッドサイズ。うれしいゲストとなった。
そして、その後も勢いは止まらず、立て続けに武富さんの穂先が大きく叩かれる。こちらもロッドは大きく弧を描き、海面へと姿を現したのは、体高のある50センチクラスの立派なマダイ。朝からにぎやかな釣果となり、レンコダイやガシラ、この地域では多いオオモンハタなど、次々とおいしいお土産も確保となった。
すでに釣果は、大満足といった内容になったため、こちらも春に釣っておきたいアオリイカ狙いへとポイントを移動。ティップランエギングで20メートル前後の水深を探ってみた。
すると、武富さん、チョンと動いた繊細な穂先の動きをとらえて、この日は100点満点。ギュン、ギュンと強烈なジェット噴射を楽しみ、1・5キロクラスの良型をキャッチした。
このヒットをもって、昼前に納竿とした。今後は、さらに釣果も期待でき、大型のマダイやアオリイカに加え、初夏の陽気で汗ばむような季節になれば、ハタ類も元気になってくる。これからは最高の釣りシーズン、ボートでの釣りを楽しんでみてはいかがだろう。