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兵庫県神戸市・須磨の仙正丸 ガッ釣り明石ダイ

2024年05月15日 19:20

社会

兵庫県神戸市・須磨の仙正丸 ガッ釣り明石ダイ
良型マダイを釣り上げたリポーターののぞみ Photo By スポニチ
 全国各地でさまざまなブランド魚と呼ばれる魚が水揚げされているが、関西地方においては、古くから親しまれている明石ダイを忘れてはならない。今回はこの時季、明石ダイを狙って出船している兵庫県神戸市・須磨の仙正丸(スポニチ釣り指定店)で、テレビ大阪の番組「ガッ釣り関西」の収録が行われると聞き同行取材をさせてもらった。 (スポニチAPC・矢野 貴雄)

 撮影日は4月15日、マダイは乗っ込みといわれる産卵の時季で、ピンクの体色が鮮やかになることから桜ダイとも呼ばれる絶好のタイミングといえる。

 さて、出船前に駐車場で番組リポーターののぞみちゃんと、今回番組でのシークレットゲストのさかなのおにいさんことかわちゃん(川田一輝氏)とあいさつを済ませ、テレビクルーとともに乗船場所へ向かった。

 乗船前にオープニングの撮影を終えたところで船頭から海上が濃霧で出船を少し遅らせるという説明がありしばし待機の後、晴れてきたので船は明石海峡へ向かった。若干視界不良ではあったが明石海峡大橋付近には多くの釣り船が見られ、早速釣りを開始する。
 ところが、ポツリポツリとマダイが船上に釣り上げられるが、霧がどんどん深くなりいったん、霧が晴れている対岸の淡路側へ移動。しばらくして霧が晴れ始めたので、舞子沖のポイントへ再び戻り釣り再開。

 明石海峡の釣り場は海底の起伏が激しいため、底まで沈めた仕掛けを、誘い上げともいえる巻き上げ動作を急がなければたちまち根掛かりしてしまう。その絶妙なタイミングをようやくつかんできたころ、のぞみちゃんに待望の1匹目のマダイがヒットした。バラさないように慎重にやりとりしながら無事釣り上げることに成功。

 取材チームは左舷ミヨシで釣りをしていたが、他の右舷側や左舷トモなどには一般の乗り合いのお客さんも乗船しており、その右舷側で、大阪市の石橋正好さんが良型のマダイをゲットなど、船全体でもマダイが釣り上げられていた。しかし、ゲストのかわちゃんには反応がないまま時間だけが過ぎていく。今回の取材はかわちゃんにとって番組レギュラーへの復帰が懸かった大事な釣行だそうだが、果たして釣り上げることができるのだろうか…。この後の結果や、のぞみちゃんの奮闘も合わせ18日の放送をご覧ください。

 仙正丸では今月いっぱいまでサビキマダイで出船(20~24日はマダコ)。乗っ込みが続きまだまだ期待できる。そして6月1日からはマダコ狙いで出船。予約、問い合わせは「仙正丸」(電)090(8651)4536へ。

 《長いサビキ仕掛け》
 この釣りはその名の通り、サビキ仕掛けを使ってマダイを狙う釣り方だ。しかし、一般的にサビキ釣りといえば、波止でまき餌をしながらアジやイワシを釣るというイメージだと思う。

 だが、この釣りでは、長いものだと全長10メートルもあるような長いサビキを使い、まき餌はなし、ロッドをあおって誘うなどもなしで、仕掛けを底まで沈めて10メートルぐらい巻き上げる動作の繰り返しで、針に食いつかせるというもの。

 また、速い流れの中で急な駆け上がりを狙うので、底をとったら素早く巻き上げを開始し、根掛かりしないようにしつつアタリを待つ。日にもよるが狙える潮時が短いことも多く、根掛かりをして仕掛け交換などのロスタイムをなくすようにすることがとても重要となる。

 ◆アクセス 阪神高速神戸線・若宮インターを出て3つ目の信号を左折、海岸に入るゲートを越えて西(右折)へ600メートルほどのところに駐車スペースがある(ゲートは季節によるが、午前5時に開くまで入れない)。電車ではJR神戸線・須磨駅下車、改札を出て右に曲がり、海側の左の階段を下りて道なりに歩くと船が見える。

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