フィッシングニュース
第1投から41センチ!!特大マアジ連発
2024年05月29日 05:30
社会
![第1投から41センチ!!特大マアジ連発](/society/news/2024/05/29/jpeg/20240528s000933D2548000p_view.webp)
猿島~観音崎沖の50メートルダチ。タナは底上2メートル。片天2~3本バリ。金網ビシに宿で用意のオモリ(当日は80号)を使用。水深はさほどないが、場所によってはラインが後方に走る。「ラインはPE1・5~2号の細めで統一。太い糸の人は貸し竿を使って」と高山将彦船長。潮の抵抗を抑え、満点の釣りにつなげたい気配りからだ。
マアジは順調な食いを見せる一方で、待っていたのがアカクラゲの洗礼。春の東京湾の付き物で、長い触手がハリスに絡むヌルベタの猛攻。触った手で皮膚に触れると、ヒリヒリするかゆさが止まらない厄介者だ。魚外しに加え、このクラゲ除去に手間取る中で「こんな大物初めて。おいしそう」と、ジャンボ級に歓声を上げたのはお隣のペア。東京都江戸川区の高橋一二三さん(44=自営業)と亨さん(42=介護士)。「主人の仕事に合わせて月1ペースの釣り。もっと来たいけど自分だけ上達はまずいのでね」と一二三さん。「型抜きを使った握り寿司にハマってます」。手際よく数を伸ばす。
「釣れない時は竿先で餌を動かす感じで。後は手返しですよ」(船長)。着底後に糸フケを十分取り、底を1メートル切る。次いでコマセを振り出して1メートル上げて待つだけ。タナが切れていないとカサゴやトラギスが来る。イシモチを5連発していたのは、埼玉県行田市の近藤昭太郎さん(74)。どれも30センチ超の良型。
「お、また来た…」。予想に反してタモに収まったのは大アジ。「低めのタナ(1・5メートル)で、先バリに長めのイソメ」が功を奏したよう。
中盤以降はクラゲが激減。正確なタナ取りとコマセの振り出し、そして手返し…これを守れば、順調な食いが楽しめた。この日の釣果は16~55匹。25~30センチ級が中心で、最大は44センチだった。
《一荷、トリプルを連発 竿頭は55匹》一荷、トリプルを連発、55匹で竿頭になったのは、神奈川県藤沢市の植松和己さん(53=公務員)だ。「ハリスは細いほど食いが良いですね」と、中盤から1.5→1.2号に切り替え入れ食い状態。ハリの色もこだわりで、緑のムツ10号を使っていた。今後の釣りにとても良いヒントになった。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。乗合は午前7時20分出船。料金は餌付き9000円。大学生6000円、女性、高校生以下は5000円。青イソメ1パック300円。タチウオも再開したが、マアジやシロギス乗合もスポット出船中。共に予約制。