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丸々ショウサイ6匹&至福・超大型トラフグ 当たりは繊細、ファイトは豪快 浦安・吉久
2024年06月03日 04:30
社会
![丸々ショウサイ6匹&至福・超大型トラフグ 当たりは繊細、ファイトは豪快 浦安・吉久](/society/news/2024/06/03/jpeg/20240602s000933D2945000p_view.webp)
ここ東京湾ではショウサイフグ、アカメフグ、そしてトラフグと一年中フグ釣りを楽しむことができる。つまりフグ釣りにハマれば、一年中ハッピーなのである。これぞ、幸せの“無限フグ”。
まずは富津沖からのスタート。
大潮ということもあって潮が速く、オモリがどんどん流されていく。オモリを重くしすぎても当たりがボケてしまうので、ひとまず15号に変更し、流れてしまう前に当たりを出す短期決戦。キャスト、カーブフォール、ゼロテンションを手返しよく繰り出す。ショウサイ独特のチリッというかすかな当たりを合わせると、ドドドドと勢いよく走った。
次第に潮が落ち着き当たりが遠のくと、大沢正幸船長は富津沖を見切って大貫沖へ移動。「ここは大型が出やすいポイント。富津より海底はデコボコしてるけど、ここも砂地なので仕掛けを投げて広く探ってみて」とのアナウンス。ここで上がる個体はなぜかデカい。
ドドドドと横っ走りしたかと思うと、なんと今度はシイラのように水面ジャンプ!大きな個体は上がってくるまでハラハラドキドキするけど、この強烈な引き味がたまらないんだ。
6匹釣ったところで、いよいよ最後の流しに。潮もかなり速くなってきたし、これは期待できなさそうかな…と思ったその時、カッとチラシバリに魚の歯が当たった。流れに逆らうように合わせると、竿が胴から勢いよく曲がる。やばい、やばい、道糸が全然巻けない。よほどの大物か、それとも魚が違うのか。潮の抵抗と魚の大きさで魚体が全然上がってこず、大沢船長がついに玉網を取り出す。わずかな隙間から魚を確認して「あっやばい。巻いて、巻いて」といつも冷静な船長に焦りの表情が見えた。
必死のファイトの末、ボコンと水面に姿を現したのは、なんとでっかいトラフグ。丸カイズの餌バリが口の端に1本だけ掛かっていた。いや~よく上がってきてくれました。最後の最後にこんなドラマがあるから、釣りはやめられないんですよね。
「ショウサイはまさに今がベストシーズン。白子はGWから7月前半くらいまでは入っているから今がチャンスですよ」(大沢船長)。丸々太ったショウサイフグにゲストのトラフグ。大沢船長、今回も釣らせてくれました。
≪絶品白子に舌鼓≫さて、お目当ての白子。臭みがなくあっさり、それでいてまろやかなショウサイの白子はまさに至高。大沢船長オススメは、刺し身、あぶり、冷しゃぶ、それからなんとカワハギの肝しょう油のように「白子しょう油」につけて食べるんだそう。う~ん、聞いてるだけでおなかがフグ~~。
◇富士村 彩花(ふじむら・あやか)1988年(昭63)生まれ、北海道出身。慶大環境情報学部卒。モデルとして活躍中。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、浦安・吉久=(電)047(351)2983。出船時間は午前7時、乗合料金は9500円。