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期待マス季節 40センチサクラマス

2024年05月14日 05:30

社会

期待マス季節 40センチサクラマス
家内の千恵が白銀の40センチサクラマスをキャッチ Photo By スポニチ
 群馬県片品村の標高1400メートルにある丸沼でのフライフィッシングが面白い。これからワカサギの接岸が期待でき、ドライフライシーズンの盛期を迎える。また、道中に絶景足湯が無料で楽しめる「道の駅・尾瀬かたしな」を紹介しよう。(バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 4月に入ってから暖かい日が続いたため春の訪れは早く、残雪のない解禁日となった丸沼。早期のベイトの中心はワカサギ。比較的浅いタナでトラウトのヒットが期待できる。午前4時半、穏やかな湖畔から今年の丸沼特別解禁はスタートした。筆者は手こぎボートに家内を乗せて、一路実績のある発電所の放水口付近を目指す。まだ明け切らない湖面に映る満月が本当に美しい。

 20分ほどかかり目標のポイントに一番乗りできた。岸から30メートルほどのところでボートを止め自前のアンカーを投入。少し離れた通称「毒蛇の石」付近でライズを発見。次第にライズが近くなってきた。状況から数匹の群れが回遊してくるようなので、#6タックルでタイプ2のシンキングラインをキャストし、5秒カウントダウンしてリトリーブ。最初に変な感触があったものの、ハッキリとした当たりはない。数投目にボートのすぐ近くまでフライを何かの魚が追いかけてきたのが見えた。付近に魚が来ていると判断し、遠投はやめて10メートルだけ真っすぐに投げる。

 リトリーブ開始直後にゴゴンとヒット。大物ではないがグリグリとしたファイトはニジマス系ではなさそうだ。正体は白銀のサクラマス36センチ。ヒットフライはゴールドビーズのマラブーストリーマーだった。同サイズを筆者が2匹追加したところで当たりが遠のいた。

 しばらく沈黙が続いた後、突然「来た!」と家内。ロッドの曲がりからどうやら一回り良型のようだ。グリン、グリンと回るようなローリングファイト。ネットインしたのはジャスト40センチの白銀のサクラマス。その後、2匹を追加したものの午前6時を過ぎると当たりがなくなった。大物を求めてダムサイト方向に移動したが、ベイトのワカサギは確認できなかった。今回はキャスティングでサクラマス6匹との釣果となった。

 ◇当日のタックル ロッド=バリバス「パワートレイル#6」、リーダー=同「スティルウォーターFHT」3X。

 ○…沼田から奥日光丸沼への道中、国道沿いにあるのが「道の駅・尾瀬かたしな」だ。この道の駅がおすすめな理由は2つある。トイレがいつも最上級に清潔であること。そして無料の天然温泉足湯が絶景なのだ。晴れた日には思わず「夏の思い出」を口ずさんでしまうことだろう。

 ▼釣況 丸沼温泉・環湖荘=(電)0278(58)2002。入漁料2500円、中学生以下は1200円。ボート料金は平日2900円、土日祝3300円。持ち帰りは5匹まで、バーブレスフック推奨。釣り人専用の入漁料込みの「釣りパック」は超お得。19日にはルアー・フライ限定「第26回丸沼釣り大会」が開催される。
 <環湖荘のウェブサイト> https://kankoso.naturum.ne.jp/

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