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シーズン突入!!40センチ級クロダイ4匹 潮が沖に動き出す時がチャンス 青森県・深浦町

2024年05月11日 04:30

社会

シーズン突入!!40センチ級クロダイ4匹 潮が沖に動き出す時がチャンス 青森県・深浦町
津軽半島に“春”を告げる良型のクロダイを釣った荒関さん Photo By スポニチ
 【純平の磯リポート】青森県津軽の西海岸でも、ようやくクロダイが釣れるようになってきた。このほど、深浦町の磯場で狙ったところ、期待どおり良型が姿を見せてくれた。(スポニチAPC・小林 純平)

 釣り場は深浦町の岩崎周辺の地磯。釣行日は風もなく穏やかで、絶好のコンディション。現地では青森市の釣り仲間・荒関達夫さん(58=団体職員)がすでにロッドを振り込んでおり、スカリには良型のホッケが2~3匹入っていた。クロダイの気配はまだないという。

 今季の西海岸は、水温の上昇が遅れ気味で、なかなか釣果が聞かれなかった。荒関さんも数回チャレンジしてきたが、成果を上げることができないのだそう。ただ、今回はこの地を最も得意とする荒関さんが「潮が沖に動き出す時がチャンス」と虎視眈々(たんたん)と“その時”を狙っている。頼もしい姿は筆者も心強い。

 付け餌はオキアミが主体だが、「チヌパワーくわせダンゴ」も時々使用。餌取りの小魚の反応はほとんどなく釣りやすいが、簡単には当たりが出ることはない。辛抱強くウキに集中する。

 しばらくしてウキが消し込まれる当たりが数回あり、ロッドを軽く曲げて上がってきたのは30センチを超すホッケ。やはりまだ水温が低いようで、荒関さんもホッケを時々抜き上げている。その後、海況に変化が表れた。これまで止まっていた潮が沖に向かってゆっくり流れ始めたのである。ホッケの当たりも消えて、なんとなくクロダイが食ってきそうな状況に変わった。

 すると、荒関さんのロッドが大きく曲がった。底近くから離れないヤツは間違いなく本命。クロダイ特有の不規則な引きを繰り返す。40センチには届かなかったが、うれしい今季初釣果。残念ながら筆者の愛竿は絞られることはなかったが、荒関さんは同サイズを3匹追加して納竿となった。

 いよいよクロダイ釣りシーズンに突入した津軽半島の西海岸。クロダイのほか、今後はマダイも楽しめる。(マルキユーフィールドテスター)

 ▼釣況 青森県深浦町・権兵衛釣具店=(電)0173(76)2722。

 ≪ベストショット≫
 ◎勝山・庄幸丸=(電)0470(55)3005

 ▼釣果 マダイ、6・2キロ

 ▼釣った日&ポイント 4月11日、勝山沖

 ▼釣り人 東京都渋谷区の秋山憲一さん

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