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「川崎漁業組合」7代目釣りガール・伊藤圭那 カサゴ1匹から始まって“大出世”7キロのブリ
2024年06月06日 05:30
社会
![「川崎漁業組合」7代目釣りガール・伊藤圭那 カサゴ1匹から始まって“大出世”7キロのブリ](/society/news/2024/06/06/jpeg/20240605s000933D2596000p_view.webp)
「ゲストの内川聖一さん(元プロ野球選手)、憲次郎さん、私の3人でブリ対決したんです。内川さんが2匹、憲次郎さんと私が同じ3匹。重さ比べになって憲次郎さんのは6・5キロくらいで私のは7キロありました。うれしかったし、楽しかった」
出演中の「川崎漁業組合」(制作・ケーブルテレビ佐伯)はCS局「GAORA SPORTS」などで放送中。川崎さんが故郷の大分県佐伯市から釣りの面白さを発信する番組で、伊藤は昨年の春から7代目釣りガールを務めている。
「最初はカサゴを釣りに行ったんですけど、それが人生初めてのロケ、初めての釣りだったんです。緊張して船酔いが加速したこともあって途中から気分が悪くなってしまい、釣れたのは10センチくらいの1匹だけでした」
これまでブリのほか、イサキ、マアジ、コウイカなど、さまざまな魚種を狙ってきた。
「憲次郎さんにまず初歩的なこととして釣りには“時合い”があるということを学びました。魚が食事をする時間に餌を垂らすことによって釣れる。それからタナの大事さ。狙う魚によって狙う深さが変わる。憲次郎さんは魚の気持ちが分かっていると思います。“あの辺がいい”と言われたところを狙うと数多く釣れることが多いです」
5月下旬には初めてシロギスに挑んだ。
「餌のゴカイを初めて見た瞬間、うわ~っ!と思ったし、ハリへの付け方が難しかったです。生きたままの方が、キスが掛かりやすいので、握りつぶさないように付けなくちゃいけない。何回も練習してできるようになりました。私は釣った魚を直接つかむことができなかったんですけど、今回初めてキスをつかむことができてゴカイも触れたので、もう怖いものはないです」
釣りへの前向きな思いは何よりこの約1年半でその面白さを実感できるようになったことが大きい。
「自然の中でゲームをしている感覚があります。私は小3から高3までバレーボールをやっていて、試合中に相手との駆け引きを感じていましたが、釣りにも魚との駆け引きがあります。7キロのブリを釣った時、踏ん張らなくちゃいけなくてバレーのレシーブの構えを思い出しました。今後もマグロとか大物にチャレンジしていきたいです」
海上でのアタックが続く。
◯…釣った魚は自ら料理する。「最初にさばけるようになったのはイカでした。その後、アジを持ち帰ってさばいてフライにしたらとてもおいしかった」。特に思い出深い料理はイカソーメンで「切るのが難しくて、太すぎて、すすれませんでしたが…」と笑った。
◇伊藤 圭那(いとう・かな)1995年(平7)12月17日生まれ、大分県出身の28歳。会社員時代、スカウトされてモデルに。地元のファッションショーやテレビ番組、CMなどに出演中。身長1メートル70。