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“海の女王”シロギス&待望アナゴで二刀流達成! 両ターゲット初体験も助言効果出た
2024年05月08日 04:30
社会
そしてアナゴも3年前にたった1度だけ…。さすがにちょっと不安になり、今回は先生を招いて“あやかり”フィッシング。
テクニカルな釣りものが得意な東京都東大和市の田口誠治さん(48)はシロギス歴30年の大ベテラン。中山丸さんのシロギス&アナゴにも毎年通っているらしく、めちゃめちゃ心強い。
「匹数の出にくいポイントだからね、まずはキャストして広く探ってみましょう」
着底したらピシッ、ピシッと軽く誘ってステイ。手前にサビいてくると途中でコツ、と当たりが。トトトトッ!軽快に走ってくれてなかなか面白い。小さい魚なのに結構引くんですね。
ホワイトゴールドの美しいボディー、なるほどこれが海の女王か。
「今日みたいな渋い時は、オモリをちょっと重くして青イソメも大きめにカットしてアピール。のみ込む当たりが出るまで待ってから掛けると、数を伸ばせますよ」。そんな田口名人は33匹で堂々の竿頭。中山丸キス&アナゴ船では、今季レコードだそうです。シロギスが面白くなってきたところでタイムアップ。
ちょっと後ろ髪引かれるけれど、さぁここから夜アナゴにレッツゴー。日が落ちる前にサクッと1匹釣って写真撮りたいなぁ、なんて思っていたんですが…アレレ。周りはポツポツ釣れているのに、なぜか自分だけ釣れない。ハッキリした当たりはない、けど気づくと青イソメがちょっとずつかじられている。
3年前にチャレンジした時は、明確なゴツゴツ当たりが多い印象だったけど、アナゴがまだ小さいのかなぁ?
「ゴツゴツ当たりもたまにあるけど、ほとんどはモゾモゾとか、ちょっとした違和感のようなものが多いですよ」とのアドバイス。
1匹釣るはずが、あれよあれよという間に日が落ちてしまってあたりは真っ暗に。釣れないまま、残り1時間。ちらっと横を見ると、釣れてない本人以上に焦っている田口名人。取材でデコってしまうのか?と半ば覚悟を決めかけた、その時。カリカリ、と子猫が爪1本で引っかいてるかのような、指先にわずかに伝わってくる何か。待て、これが当たりなのか。意を決して合わせてみると、なんと、ちっちゃいアナゴが掛かってました。
ようやく。ようやくの一匹。メソでもエンピツでもうれしい。「梅雨アナゴっていうくらいだから、これからが本番。中山丸では6月いっぱい狙うみたいだから、また挑戦してみましょう」
田口さん、一日ご指導ありがとうございました。
◇富士村 彩花(ふじむら・あやか)1988年(昭63)生まれ、北海道出身。慶大環境情報学部卒。モデルとして活躍中。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、川崎・中山丸=(電)044(233)2648。出船時間は午後1時45分、乗合料金は餌・氷付き1万1000円。そのほか日中マアジ船、夜アナゴ船出船中。